【はじめに】
はじめまして、かーぼんと申します。長らくエンジョイ勢でしたが、剣盾S7から本格的にランクマッチを始めました。
本当はレート2000を達成したら最初の構築記事を書こうと思っていたのですが、めちゃくちゃ惜しいところまで来れたし、最終日はなんだかんだ3桁中盤をキープできていたので自分の成長の記録も兼ねて初めて記事を書くことにしました。
至らない点も多いかと思いますが、最後まで見ていただけると嬉しいです!
【並び】
【構築経緯】
サンダー、エースバーン、カイリューなどの使用率上位ポケモンに対してステルスロックの刺さりが非常に良いことからステロ展開の使用を決意。
ステロ展開役として、
・襷枠を消費せずとも特性により行動保証がある
・ある程度のすばやさからのちょうはつで相手の展開や積みを阻止できる
・がんせきふうじで後続の起点を作れる
などの点を評価してASイバンエアームドを採用。
型的にエアームドは早々に退場することになり、サイクルを残り2体で回しきるのは相当厳しいと思ったので、後続は対面的な駒にすることに決めた。
よって、「エアームド+ダイマエース+襷」の基本選出を考えることにした。
まず襷枠には高い対面性能を誇る悪ウーラオスを採用。
ダイマエースは砂かき珠パッチラゴン、HBラムブリザポスなど色々と試した結果、HCダウンロードポリゴン2と珠エースバーンの2体に落ち着いた。ここで軸の4体が完成。
次に、エースバーンに初手キョダイカキュウを打たれるとエアームドが頑丈を貫通され倒されてしまうことに気づき、初手カキュウを牽制するための見せポケとしてウオノラゴンを採用。ついでにこだわりハチマキを押し付けて、軸の4体だけでは対策が不十分な受けループをみてもらうことにした。
最後に、ウオノラゴンと合わせて相手のサイクルを理不尽な火力で破壊できる点やステロ展開が必要なさそうな相手に対しての「襷+ダイマエース+@1」の対面選出の駒として出せる点を評価してレジエレキを採用し、構築が完成。
【コンセプト】
・「エアームド+ダイマエース+襷」のステロ展開選出、または「襷+ダイマエース+@1」の対面選出を通す
・ウオノラゴンとレジエレキによる選出・立ち回りの誘導
の2点。
【個別解説】
(採用順)
1. エアームド @イバンのみ
性格:むじゃき
特性:がんじょう
技構成:ステルスロック/ちょうはつ/がんせきふうじ/ブレイブバード
実数値:140-132(252)-160-x-71(4)-134(252) *D個体値7
調整意図:
-S がんせきふうじ1回で最速130族を抜くため特化
-A 火力を少しでも上げるため振り切り
ほとんどの試合で初手に置き、岩石封じ+ステロで後続を通しやすくします。シリーズ6の使用率上位禁止ルールでちょくちょく見かけたASカムラのみエアームドを参考に、冠の雪原で解禁されたイバンのみを押し付けました。カムラのみにはない長所として、
・サンダーの珠ダイジェットを撃たれても、次のターン上から動ける
・不意の放電麻痺をケアできる (痺れなければ)
・S関係が変わったことが相手視点分からないので奇襲性がある
などの点が優れており、使用感は良かったです。
技は原案通り、コンセプトの「ステルスロック」
相手のあくびステロ展開の阻止、積みポケモンの起点回避、サンダーの羽・身代わり・怪電波を封じるための「ちょうはつ」
相手のSを下げてウーラオスやエースバーンで縛れるようにするための「がんせきふうじ」
イバンを発動させるための体力調整、及び相手のダイジェット、ダイナックル、ビーストブーストなどの餌になる前にイバンで先制し、自爆するための「ブレイブバード」
の4つで完結。
調整に関しては、わざとDを下げることで、初手に来やすいCSレヒレのなみのり程度の特殊技でもイバン圏内に入るようにし、イバンのみを駆使して最低でも2回は動けるようにしています。
2. ウーラオス (悪) @きあいのタスキ *キョダイマックス個体
性格:いじっぱり
特性:ふかしのこぶし
技構成:あんこくきょうだ/インファイト/どくづき/ふいうち
実数値:175-200(252)-121(4)-x-80-149(252)
対面性能・ストッパー性能の鬼。エアームドが相手のあくびステロ展開を許さないので襷を潰されにくいのがとても良かったです。対面構築の天敵の壁展開に抗えることや、クレセリア、ラティアス、ゴチルゼルなどの嵌め系エスパーに強いのも採用理由の1つです。終盤、水ウーラオスの方が環境に刺さっているんじゃないかと思いつつも、構築単位で前述のエスパー組やドラパルトが重かったので悪ウーラオスのまま使っていました。
性格:ひかえめ
特性:ダウンロード
技構成:はかいこうせん/10まんボルト/ふぶき/アイアンテール
実数値:191(244)-90-110-172(252)-115-82(12)
調整意図:
-H 16n-1
-C 火力を最大まで上げるため振り切り
-S あまり。同族意識。
ダイマエースその1。環境に刺さっていた小学生型フルアタHCポリゴン2。間違いなくMVPです。氷技がれいとうビームではなくふぶきなのは、ナットレイを高火力でゴリ押したいのと、C+1ダイアイスでダイマックスを切ったカミツルギを確実に1発で倒すためです。ダイアイスで降らせた霰により必中ふぶきを連打できるので、命中の低さが気になる場面は少なかったです。アイアンテールはダウンロードでAを上げた後にミミッキュやウツロイドに打つほか、ダイスチルでBを上げる媒体として用いました。自己再生が欲しい場面がそれほど無かったのでこれで正解だったと思います。
4. エースバーン @いのちのたま *キョダイマックス個体
性格:ようき
特性:リベロ
技構成:フレアドライブ/とびはねる/とびひざげり/ギガインパクト
実数値:155-168(252)-95-x-96(4)-188(252)
ダイマエースその2。明らかに数が増えていたドリュウズに有利なダイマエースとして採用しました。ただ、カバルドン、ランドロス、ラグラージなどの高耐久地面やカイリュー、ボーマンダ、ガブリアスといった600族ドラゴン組が居るだけで出しづらく、ポリ2に比べてかなり選出率が低かったです。ただ、通っている構築に対してのステロ+エースバーンの制圧力は相変わらず凄まじいものがありました。
記事を書いている途中で、レジエレキが誘うカバやラグラージも起点にできるラムのみを持たせても良かったかも、ということに気づきましたが後の祭り。
5. ウオノラゴン @こだわりハチマキ
性格:いじっぱり
特性:がんじょうあご
実数値:165-156(252)-121(4)-x-100-127(252)
選出画面にいるだけでエースバーン使いの思考を歪ませる最高のポケモンです。
「初手エアームドにカキュウを撃つ→ウオノラゴンに受け出しされる→スカーフエラがみでダイマエースバーンがワンパン」という最悪の流れを警戒してくれたのか、このポケモンを構築に入れてから初手のエースバーンがダイマックスを切ってこなくなりました。故に、エースバーンと初手で対面してしまってもエアームドで強気に起点を作りに行くことができます。(最終日一回だけ初手カキュウを打たれてエアームドが頑丈ごと木端微塵になったときは泡吹いて倒れました)
また、鉢巻を持たせることで受けに対して非常に強くなり、釣り交換や後述するレジエレキのボルチェンで有利対面を作り、バカみたいな火力のエラがみを撃つ動きがとても強力でした。
6. レジエレキ @こだわりメガネ
性格:おくびょう
特性:トランジスタ
技構成:10まんボルト/エレキボール/ボルトチェンジ/はかいこうせん
実数値:155-x-70-152(252)-71(4)-277(252)
対面選出の駒の一体として使ったり、ウオノラゴンと合わせて高火力サイクルで受けを崩したりします。置き物になっちゃうかなーと思っていましたが、最終日には結構出して結構活躍しました。終盤一定数居たラプラスに強いのも評価点。
あらゆるダイジェッターの上から高火力を叩き込むため、甘えず最速にしています。
対スタンパで地面やレボルトが見えたら一切出さなかったので、はかいこうせんの枠はエースバーンの起点を作れるエレキネットの方が良かった気がします。
【選出】
ステロ展開選出です。基本これでした。初手エアームドのステロ+岩石封じで後続を通しやすくします。ウーラオスから出してエースを温存するか、エースから出してウーラオスを詰めに取っておくかは先の展開をよく考えて判断するよう心掛けました。
レジエレキ+ウオノラゴンの選出圧力が絶大であり、かなり相手の裏を読みやすいので、エアームドで場を整えた後の試合プランを頭の中で考えておくと勝ちにつながりやすいです。
刺さる相手が少なく、ステロを展開する必要がないと判断した時の対面選出です。ウーラオスで対面処理し、ダイマポリゴン2を通し、エースバーンやレジエレキで詰める動きを目指します。
・レジエレキ+ウーラオス+ポリゴン2orエースバーン
電気の一貫があるときの対面選出です。ラプラス入りなどに投げました。
魂の初手ダイマックス選出です。上記のいずれの選出パターンも適用できず、かつポリ2が刺さっている時にダウンロードでCが上がることを祈りつつヤケクソでポリ2で初手ダイマします。
・レジエレキ+ウオノラゴン+エースバーンorポリゴン2
対受け選出です。レジエレキ+ウオノラゴンで高火力を押し付けたあと、エースで暴れる、みたいな展開が多かったように思います。受けに対してはこの選出が一番多かったものの、正直かなりケースバイケースなので相手のパーティを見て臨機応変に選出を決めていました。
エアームドを効果的に生かせない構築に対するケアが甘かったことや、対面選出が環境にフィットしておらず結構弱かったのが今期の敗因だと思います。
【結果】
-メインロム
TN ひかる 最終318位 レート1999
-サブロム
TN しんすけ 最終394位 レート1957
メインロムで1985から同じ300位台の方に勝って、ギリ2000行ったやろと思い、呑気にサブロムの2000チャレをやっていたのが敗因です (その後、サブロムは溶けました)。
もう一戦勇気を出して潜る覚悟が必要でしたね…
来期はリアルが非常に忙しく、やれても1ロムしか用意できなさそうなので1ロム特攻をするメンタルを鍛えたいと思います。
【最後に】
当座の目標であったレート2000まであと"1"足りず、非常に悔しい結果となってしまいましたが、剣盾S7から対戦を始めて1800台 (S10)→1953 (S12)→1999 (S13) と着実に最終レートを更新できていることは素直に嬉しく思っています。
何よりも、最終盤は強い方々とたくさん戦えて、とても有意義な年末を過ごすことができました。対戦してくださった皆さん、ありがとうございました!
あと、Twitter初心者ですが、最近ポケモン用垢を作りました。今後もより上を目指して頑張っていくつもりなので、良ければフォローしていただけると嬉しいです。(http://twitter.com/@carbon_poke)
ポケモン友達も絶賛募集中なので、リプ等で絡んでいただけるととても喜びます。
最後まで閲覧ありがとうございました!!