【はじめに】
はじめましての方ははじめまして、どうもかーぼんです。
久々に2000いけたので記事を書きたいと思います。
【並び】
【構築経緯】
軸:
サイクル環境であるシーズン21では、崩し性能の高いポケモンを軸に組みたいと思ったため、禁伝枠には水無効以外で基本的に止まらず、崩し性能が抜群な眼鏡カイオーガをチョイスした。
眼鏡オーガを生かす良い並びがないか、ぽけふぁんを眺めていたところ、
S17 最終4位のアランドロスさんが使われていた、
「カバルドン+電磁波撒き+眼鏡オーガ」
の並びに興味を持ち、真っ先に取り入れた。
参考記事→ 剣盾ランクマッチシーズン17使用構築 「ヘンテコ対面操作オーガ」【最終4位】 - タイプバランス命(掲載許可頂きました、ありがとうございます!)
電磁波撒きには、原案通りボルトロスを採用しようと思ったが、
・気持ちバレにくい電磁波が強力であること
・環境に増殖したウーラオスとゴリランダーを受けられること
・回復技がありTOD性能があること
などを加味して、起点作成役としては劣るものの、汎用性の高いHBゴツメサンダーを採用した。
補完:
@3は色々試した結果、最も対応範囲が広かったこの3体に落ち着いた。
詳細は個別解説で述べるが、簡単に採用意図だけここで纏める。
オーガミラー、メタモン、ゼルネアス対策枠
→珠ASベースゴリランダー
ザシアン軸、攻め寄りのダイナ軸対策枠
→襷ASガブリアス
→BとDに振り分けたポリゴン2
【個別解説】
カイオーガ@こだわりメガネ
185(76)-x-110-222(252+)-160-133(180)
調整意図:
C→最大火力を押し付けるため特化
S→準速80族抜き
H→あまり
禁伝枠。ご存知の方も多いかと思いますが、眼鏡潮吹きでラッキーとHDナットレイが確定2発、D特化傘ハピナスがステロ込み確定2発という意味不明な火力が出ます。
耐久も高いためシンプルに禁伝同士の打ち合いにも強く、イベルタルや襷以外の黒バド等との撃ち合いにしっかり勝ってくれた。
調整はCの特化は確定。あとは良く居る準速鉢巻ウオノラゴンさえ抜けていればなんでもよかったが、知り合いと話していて準速カイリューやマンムーを抜けた方が強いと気づいたので、最終日前日に急遽Sラインを129→133へと変更した。この変更は大正解で、最終日だけでマンムーを5〜6体程対面からシバいた。本当に水無効ポケモン以外で止まらないが、トリトドンに気づいている民にあたる度にボコられるのだけは何とかしたかった。
サンダー@ゴツゴツメット
197(252)-x-150(252+)-145-111(4)-119 (S個体値28-29)
ボルトチェンジ/ぼうふう/でんじは/はねやすめ
調整意図:
HB→HBぶっぱ
S→サンダーミラーで下からボルチェンをしたいので無振りサンダー抜かれ
今期もお世話になったサイクルの潤滑油にして最強の運勝ち製造マシーン。やることない時に「暇だし撃っとくかー」くらいの気持ちで撃った電磁波が、一方的に運の押し付けが可能で強かった。オーガと居るので暴風の採用がギリ合法になるのも偉ポイント。
正直、電磁波で相手の足早いやつを麻痺らせて眼鏡オーガでぶち抜くのがコンセプトだったが、こいつ一体で電磁波→痺れ待ち羽連打→痺れたら暴風で殴るという動きで色んなポケモンを無理やり突破した。やっぱコイツおかしい。
Sはサンダーミラーでの立ち回りが安定した方がいいと思ったので無振りサンダー抜かれの個体を使ったが、麻痺ったスカーフヒヒダルマの上をとれるS4振りも一考したいところではある。
カバルドン@オボンのみ
215(252)-132-165(92+)-x-113(164)-67
じしん/あくび/ステルスロック/ふきとばし
調整意図:
HB→ザシアンへの受け出しが安定しそうなライン(A222ザシアンの+1巨獣斬をオボン込みで高確率で2耐えしつつ、+1じゃれでオボンが発動しやすいラインとかだった気がする)
D→あまり
環境に多かったダイナやイベル入りの受けサイクルに刺す駒。主にステロ→あくびループで場を掻き乱し、オーガを通す補助を行う。たまに吹き飛ばしでバトンパや積み構築を咎める。
環境にレヒレが少ない+催眠対策が甘い構築が多い+不意のダイマによるテロがない等々あって、安心して展開を作りやすく、あくびループに嵌めやすい環境だったと感じた。
調整はシリーズ8の上位構築でみんな使っていたやつをそのままパクった。ザシアンに後出ししやすく、ダイナやイベルの特殊技をいい感じに耐えてくれたので使いやすかった。
ゴリランダー@いのちのたま
179(28)-194(252+)-111(4)-x-95(36)-129(188)
調整意図:
A→特化(グラスラを最高火力にするため&ステロ+A2段階上昇珠ウドハンでHBサンダーをしばきたいから)
S→準速ウオノラゴン+2(オーガのS実数値が129だった頃の名残)
H→10n-1
D→C201ゼルネのムーンフォースを確定耐え
オーガと攻めの補完が抜群な第2のエース。カイオーガ軸ミラー、メタモン入り、ゼルネアス軸に選出し、スイーパー・ストッパーとしてとにかく重宝した。初手対面した相手のカイオーガを引かせたり、カイオーガの餌である物理受け(HBサンダー、ウインディ、ファイヤー、バルジーナ、etc)の選出を強要したりとただ居るだけで相手にかける圧が凄まじく、オーガを通しやすくなったので採用して正解でした。
耐久にちょっと振ったのは、構築単位で半分諦めてるゼルネへのせめてもの抵抗。何やかんや役に立った。
S実数値129は、カイオーガのS実数値を129で使っててSラインを合わせれば役立つかもって言ってた頃の残骸。環境にS60振りサンダー(実数値128)が絶滅したのもあり、変えたほうが良いと思いつつも、ダメ感が変わったら嫌だったのでそのまま使い続けた。
カブリアス@きあいのタスキ
183-182(252)-115-x-106(4)-169(252)
スケイルショット/じしん/ほのおのキバ/つるぎのまい
調整意図:
ASぶっぱ
環境に刺さり散らかしてた主人公。確実にMVP。主にザシアン軸と、攻め寄りのダイナ軸、受けループ寄りの構築に選出する。
特に対ザシアン軸には、鮫肌×2+地震で大抵のザシアンと相打ち以上には持ち込める上、取り巻きにいてなおかつ選出されやすいウオノラゴン、ボルトロス、ロトム等に役割が持てるため腐りづらかった。
技はメインウェポン2つと剣舞は流石に確定だが、残り1枠は無限に悩んだ。最終的には構築単位で重いナットレイやダイナ入り受けループのムドーを倒すために炎技を採用した。しかし、ホウオウ軸に、ホウオウ+貯水枠みたいな選出をされた時に手も足も出なかったので、ホウオウを倒せてオーガの補助もできる岩石封じでもよかったかもしれない。
191(244)-x-132(172)-125-139(92+)-58 (S個体値0)
調整意図:
HD→C217眼鏡黒バドのサイコキネシスを確定2耐え
HB→あまり(C217眼鏡黒バドのサイコショックを少し余裕を持って2耐え。(ステロ意識))
黒バドへの超ピンポイントメタ。黒バドに受け出したいという意図のみから生まれた様な調整。汎用性が無くてひたすら弱いが、終盤黒バドが再増殖したこともあって抜けなかった。あと、ホワイトキュレム、パルキア、レックウザの様な使用率が低く、対策が薄くなりがちな禁伝を広く誤魔化せるのも一応プラス要素。
身代わりを貫通できるスピードスワップは起点回避のために役立ち、急所やサイキネのDダウンで崩されたとしても後続でしばくことができる。もちろん眼鏡オーガとのシナジーもあるので、価値は高い。
あと、特性はトレースにしていたがあまり役に立たなかったので、普通にアナライズでいいと思います。その場合はイカサマをシャドーボールに変え、Bに回した過剰な努力値をCに振っても面白いかも。
【キツいポケモン】
ある程度の汎用性がある水無効ポケモンの中で、眼鏡オーガがおそらく唯一完封される。(他の水無効枠は基本単体性能が低いし、オーガのサブウェポン2発で吹っ飛ぶので問題ない。)ゴリラを気軽に投げられないザシアン軸にこいつが居ると絶望。
・カプコケコ
誰も上取れないし、とんぼで逃げられるので厳しい。中盤イベループが流行って対策枠として環境に増えた時は終わったかと思った。
・ガラルヒヒダルマ
初手にウキウキで出てくるので、ガブで襷を盾に死ぬ気で対面処理or大ダメージ食らう前提でオーガで殴る。つららで怯んだらおわりだが、怯まされたとしても文句言えない。
・エッジ持ってる悪ウーラオス
サンダーで見れないのでおわり。外せと祈るのみ。
・催眠ゲンガー、キュウコン
勝てるわけがない。当たらないこと&催眠を全てかわすことで対策とする。
【結果】
tn ShootCommand 最高2080 最終2064 -123位
tn ひかる 最高2067 最終爆破
↓最高ココ
【最後に】
最終日2009と2012からスタートして、12勝3敗で2ロム2067と2080まで来れたのですが、そこからは睡魔に負けて酷いプレミを連発。ズルズルと溶かしてしまいました。
自分の不甲斐なさに嫌気が刺しますが、これまでの最高レートを70以上更新できたことは素直に嬉ぼうと思います。
2100は行ってないけど、2000帯で安定して戦えたので誰かの参考になれば嬉しいです。
質問、ご指摘等あればこちら (@carbon_poke) までお願いします。それでは!
【スペシャルサンクス】
・構築相談に乗ってくれたきつねぽけくん
・ファボ、おめリプ、応援リプ送ってくださった皆さん。
【追記】
よくやった選出
VSザシアン
→
ガブを通しに行くことを考える。対面+最低限のサイクルを目標に立ち回り、ガブの襷を極力大事にすることを徹底。
VS黒バド
→
基本的にこの3体でサイクルしていれば五分以上には持ち込める。
VSオーガ
→or
サイクルするか対面で殴るか択。サイクルして勝てそうなときは、初手潮吹きで崩壊するのでゴリラスタート。対面で殴るときは襷+禁伝+ゴリラの無難な対面選出。
VSイベル
→
眼鏡オーガを対面的に通しに行く。初手からラッキーが来てしまった場合など不利対面取ったらカバ投げて誤魔化し、ステロあくび展開を作りに行く。
VSムゲンダイナ (攻め)
→@1
対面選出で殴る。終盤は火力アップアイテム持ってダイマ砲でオーガに確2取ってくるダイナばかりだったので、初手ガブで対面処理orサンダーで電磁波を入れに行った。
VSムゲンダイナ(受け)
→
初手カバであくびステロ展開→頃合い見てハピナスが来なさそうなタイミングでオーガ投げ→潮吹き連打で勝てる。基本カバオーガの2体だけで勝ってたが、一応第2の崩し枠でガブを通すプランも用意。有名人には当たらなかったが、受けルーパーにはほぼ勝てた。
VSゼルネ
→
オーガガブのどっちかで半分削って、グラスラでゼルネを倒すしか処理ルート無いのでキツめだが、なぜか結構勝てた。耐久にガン振りしているゼルネは無理。
VSホウオウ
→
ダイナ入り受けループとやることは同じ。貯水ポケモンの採用率が異常なので、キツめ。
VSネクロズマ
→or
カバのふきとばしorサンダーの電磁波でネクロの起点にならないよう細心の注意を払う。同居しやすいレヒレが重いので、初手オーガ。
VSその他マイナー伝説
→その場のアドリブで3体