【はじめに】
初めましての方は初めまして。かーぼんと申します。
S26にて自身初の最終2桁を達成することが出来たので記念に構築記事を書きたいと思います。
ルールは変わりますが、ぜひ最後まで読んでいただけると嬉しいです!
【並び】
【構築経緯】
前期使用していた「襷カウンターエスバ+チョッキオーガ」の並びが今期も使用感が良かったため軸に据えることにした。初手に来やすいオーガへのメタ (ミトム・レヒレ・ウオノラゴン・悪ラオス・HDザシアンetc) を襷エスバで処理し、オーガの通りを良くして対面的に詰め切るのが主な勝ち筋である。
(前期の構築→) (S25メモ)エスバオーガランド - サイクル初心者
上記のエスバ+オーガの軸を使う上で、相手のカイリュー、両バドレックス、ゼルネなどが重かったので、タラプミミッキュを採用。
また、相手のミミッキュに捲られる展開が多いことが気になったため、物理アタッカーを切り返す性能が抜群であり、ここまでで対策の薄いホウオウ、ディアルガなどの禁止伝説の対策を兼ねることもできる最速珠ランドも採用。ついでに受け崩しも担ってもらった。
ここまでで、「襷+禁伝+ダイマ枠」という選出ができていたので上記の4体を固定し、残り2枠で厳しい構築へのメタを貼った。 この2枠は色々と試したが最終的に、「ドラパルトorカイリュー+ザシアン」やゼクロム軸が重かったので、HBイカサマ電磁波ポリ2、「ザシアン+悪ラオス」や爆増していた水ウーラオス入りの構築に刺さるHBゴツメサンダーを採用して構築が完成した。
【個別解説】
(採用順) *赤字:上昇補正 青字:下降補正
エースバーン@気合の襷 (*キョダイマックス個体)
性格:意地っ張り 特性:リベロ
とびひざげり/ダストシュート/ふいうち/カウンター
155-184(252)-95-x-96(4)-171(252)
超安定初手枠。
何故か誰も使ってなかったが、「かえんボール」を切って入れた「カウンター」が最強技であり、本来勝てない相手に強く刺さる事が多かった。オーガメタとして使われるポケモンに物理が多いのも相性◎。オーガの雨が邪魔で、火炎ボールでザシアンを倒せない…みたいな状況にもならない点も良い。
また、後述するランドロスに受け崩しの役割を持たせているが、ランドロスをメタモンにコピーされると厳しいため、そのストッパーとしても優秀だった。あと、シーズン終わってから気づきましたが、メタモンのことを考えると努力値の端数はDじゃなくHに振って、カウンターのダメージを310にした方が良かったです。
誰もカウンターを警戒して来なかった(もしくはケアできない状況が多かった)ので、あまりにも刺さりました。MVP。
性格:控えめ 特性:あめふらし
しおふき/かみなり/れいとうビーム/熱湯
197(172)-x-111(4)-220(236)-161(4)-122(92)
禁止伝説枠。
打ち分け出来るし、耐久も火力もバケモンだし、シンプルに一番使いやすい型だと感じました。前期の2000チャレ、相手のオーガにエスバを熱湯で焼かれて負けた恨みから、自分もなみのりをやめて熱湯を採用。こうして負のスパイラルが生まれていく。
今期のオーガのSのチキンレースは熾烈ではありましたが、耐久を削りすぎて珠サンダーに勝てなくなるのは本末転倒だと思ったので、2ヶ月通してがっつり耐久に振った型で使い続けました。
調整意図:
S→無振りサンダー抜き抜き
H→特化ザシアンの+1じゃれ、珠サンダーの特化140ダイサンダーをそれぞれ最高乱数切り耐え
C→11n
B、D→端数
(↓下記の記事の調整を参考にしました。掲載許可ありがとうございます!)
【S24最終119位】オーガサンダーダルマ - takuto_poke’s diary
ミミッキュ@タラプのみ
性格:意地っ張り 特性:化けの皮
143(100)-155(244)-101(4)-x-128(20)-134(140)
両バドレックス、イベル、オーガ、ゼルネ等の伝説に抗える最強の対面駒。
特にゼルネアスは爆増しており、一時期のように「当たったら事故」で済ませられる数ではなかった為、ダストエスバ+タラプミミで厚めにメタを貼った。その甲斐あって、最終日付近何回もゼルネに当たったが、最終14位の方に負けた1回以外は一度も負けなかった。
調整は準速80族抜きくらいのカイオーガが多いと感じたため、それを意識したSラインとした。結果、スカーフじゃないオーガには全て上から動くことができた。
調整意図:
S→準速80族抜き抜き (速めのHCSオーガ意識)
A→ほぼ特化
H→8n-1 (皮ダメ最小)
D→余りでなるべく高く
B→端数
ランドロス@命の珠
性格:陽気 特性:威嚇
165(4)-197(252)-110-x-100-157(252)
オーガと相性が抜群なダイジェッター。
エスバ、ミミッキュ、パッチラゴンといったオーガ軸が重い物理アタッカーへの切り返し性能、さらに物理の高火力で裏に強い負荷をかけていける点が、オーガと良くかみ合っていました。前期の影響で爆増したディアルガとホウオウに明確に強いのも魅力的。
また、軸のエスバオーガで崩すのが厳しいラキドヒドのような受け回しはコイツでラッキー対面から崩していました。とはいえ、歌うや甘えるがあまりにも鬱陶しいので、有利な運ゲーor痺れ待ち剣舞連打に持ち込めるよう、なるべくポリ2やサンダーの電磁波を絡めていました。
なんだかんだS24〜26通して、全ての最終日構築に珠ランドがいたため、ダメ感などが分かっていたのがよかったかも。
ポリゴン2@進化の輝石
性格:図太い 特性:トレース
191(244)-x-156(252)-125-115-82(12)
初手襷エスバで対応不可能なドラパルトとカイリューへのメタ。一緒に組まれがちなザシアン軸に出しやすいよう、電磁波イカサマで採用した。また、ゼクロムやBキュレム等々への誤魔化しもでき、枠の圧縮に貢献した一体。
放電の枠はもともと冷凍ビームで、ランドロスに刺さればいいな感覚だったがあまりにも撃たないのと、「ゼクロム+テッカグヤ+水 (レヒレ、アシレーヌ、水ラオスetc)」の並びがとてもしんどかったので最終日前日に変更。実際とても役立ちました。
調整意図:
H→16n-1
B→物理ドラゴン全般を受ける都合上、振り切らないと色々足りないため特化
S→麻痺った最速ウーラオス抜き
サンダー@ゴツメ
性格:図太い 特性:静電気
ボルチェン/暴風/羽/身代わり⇄電磁波
197(252)-x-150(252)-145-111(4)-119 (*S個体値29)
ほぼ出さないニート枠。最終日の選出回数はたったの2回。
でも、相手の水ウーラオスを受け止められるポケモンがおらず、選出画面にいるだけで初手水流連打を撃たれなくなるという御加護があるため外せない。一応ゴリランダーやカミツルギに睨みを効かせる枠でもある。
当初はナットレイをあまりにも舐めていたので身代わりを採用していたが、ザシアン+悪ラオスに勝てなさ過ぎたので、最終的には電磁波に変更。結果、ナットレイが重い構築になってしまったが、HBならオーガが受かっておらず、HDならミミッキュやランドの物理の役割集中で強行突破できることに気づいてからは、キツイなりにも何とかなっていた。
調整意図:
S→無振りサンダー抜かれ (下からボルチェンをしたい)
【結果】
tn ShootCommand 最終51位 (レート2021)
70勝29敗 勝率70.7%
【最後に】
初のレート2000からちょうど1年、ずっと目標にしていた最終2桁を取ることが出来てとても嬉しく思っています。(地味に100戦以内なのも嬉しいです。)
ですが、ようやく上位勢としてのスタートラインに立てたに過ぎないと思うので、これからもより高い順位や、安定して2桁を取れるプレイヤーになれるよう、精進していきたいと思います。
質問等あればTwitterのDMまでお願いします!
(twitter → @carbon_poket)
【スペシャルサンクス】
・オーガ軸の相談に親身になって乗ってくれた、おろしぽんずさん、まどさん
・ガラルユナイトや今期のことで通話してくれた、いなポケくん、マキッペくん、きつねぽけくん
・Twitterにて応援してくださった皆さん
【宣伝】
知り合いのポケ勢数人と麻雀する窓を作ったので、興味のある方入りませんか!
ランクマの息抜きに、ゆるーく通話でもしながら麻雀できればな〜と思ってます。
メンバーはまだ4人しか居ない発展途上の窓なので、是非気軽に入って欲しいです。
シーズン終盤はガチ目な構築相談等もできればいいなぁ…とも考えてます。
みんなで楽しくできる人なら大歓迎ですので、興味があればこちらもTwitterのdmまでお願いします!
閲覧ありがとうございました!!
【追記】
よくやった選出。
vsオーガ→++or
かなり有利。対面構築ばっかだったので、襷エスバがとても刺さる。たまにHBサンダーを投げてくる人が居たので、初手オーガにはダスト安定。相手の出方次第だが、羽連打をしてくる人には外す前に早めにオーガを投げて崩しに行く。あんまり負けてない。
vsネクロ→++
超絶有利。オーガとランドがダイマしてないネクロをワンパンできる上に、エスバが取り巻き(レヒレ、悪ラオスなど)に強いので、負けてはいけない。(最終2桁チャレ、当時6位のネクロランドレヒレに当たり、普通に負けかけたのは秘密。)
vsゼルネ→++
有利。珠エスバの方が強いことはわかっているのに、あえて襷にした理由の1つがロンゲゼルネにダストを撃ちまくれることなので、絶対に負けたくない。個別とかでも書いた通り、襷ダストエスバ+タラプミミでゼルネには相当安定する。
vsイベル→++or (ループ以外はを出す)
かなり不利。ポリ2で死ぬ気で電磁波撒きに行く。もしラッキーが出てきたらランド投げて剣舞して破壊。ラス1はメタモンいたらコピーランドロスのケアでエスバ、そうじゃないならオーガ。最終日付近はなんか知らんけど噛み合ってほぼ勝てた。
vsダイナ→+から2体
5分 (相手の型にめちゃくちゃ依存する)。エスバの通りがゴミなので、それ以外で対処。エスバで倒す予定のミトムが入ってる奴と、コスパダイナにはいっぱい負けました。
vsホウオウ→++
やや有利。ランドロスを通すルートを考えます。ホウオウが環境的に物理ばっかだったのでカウンター押してましたが、大体引かれました。トドン入りばっかだったので、エスバで削ってランドの圏内に入れる立ち回りを徹底。
vs黒バド→+から2体
有利。ポリ2は黒バド受けっぽい顔をしていますが、あまり出した記憶がありません。チョッキオーガがかなり有利なので、殴り合ったり、ミミッキュで対面処理してました。なんか知らんけど水ウーラオスの同時採用率が異常だったので、サンダーを出すことが多かったです。
vs白バド→+から2体
基本有利。ミミッキュで返せばあまり負けないが、トリル身代わりやら、イバンやら、絡め手が鬱陶しかったイメージです。
vsゼクロム→++or
若干有利。ポリ2が大活躍してくれ、ゼクロムのダイマさえ止められれば襷エスバを通して勝てる。カグヤ入り以外にはランドロスを通すルートも取れる。意外と勝率良かった。
vsザシアン→+から2体
不利。最終日までに当たったら結構勝ててたので大丈夫かなって思ったら、当日、急にうまいサンダーザシアン使いが爆増し、負けまくりました。ドラパを通してくるか、珠サンダーを通してくるか、人によってまちまちで面倒でした。
余談ですが、実はこの構築使った最終日前日・当日の負けの内訳が、ホウオウ1・ゼルネ1・ザシアン6だったので、明らかに対ザシアンが課題だったと思います。一方で他の軸には相当安定していたので、対ザシアンさえ正解の立ち回りと構築の改善点を見つけられていれば、もう少し頑張れた気がします。
次があるなら、サンダーの電磁波の枠を熱風にして、ザシアン軸に対してサンダーでダイマする選択肢を取れるようにしたいかな…と思いました。
【追記2】
後々開かれたチーム戦やこのルールの仲間大会では、サンダーの技構成を見直して、上記のものを使用していました。熱風あった方がどう考えても強かったです…。