サイクル初心者

攻めサイクルが好きです

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はじめまして。かーぼんと申します。

長らくエンジョイ勢(RSEから全作プレイ)でしたが、コロナによるおうち時間の増加を機に、剣盾のS8(鎧の孤島環境)から本格的にガチ対戦を始めました。

このブログでは主にシングルランクマッチで使用した構築などを記録として残していこうと思います。

 

X(旧twitter):@carbon_poket

↑対戦で上位目指して頑張る人と仲良くなりたいです。気軽に絡んでくれると嬉しいです。

 



【過去戦績】
*最終2桁以上のみ

9世代(SV)

S38 2021/2002 -26位 1989 -40位 [記事]

S36 2012 -27位 2011/1974 -82位 [記事]


S32 2095 -7位 2036 -36位 [記事] *初最終1桁

S29 2025 -79位 [記事]

S28 2053 -76位

S27 2061/2037 -79位 [記事]

S24 2038 -63位 [記事]

S17 2079 -58位 [記事]

S9 212x/2125 -30位 [記事]

S7 2059 -30位 [記事] *初最終2桁前半

S4 2139 -86位 [記事]


SVプレイヤーランキング:74位 

8世代(剣盾)

S33 2004 -71位 [記事]

S30 2006 -82位 [記事]

S28 2012 -95位 [記事]

f:id:Carbon_poke:20211011184347p:plainf:id:Carbon_poke:20220219102918p:plainf:id:Carbon_poke:20210516124844p:plainf:id:Carbon_poke:20210516124802p:plainf:id:Carbon_poke:20210516123932p:plainf:id:Carbon_poke:20210516123343p:plain

S26 2021 -51位 [記事] *初最終2桁

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【SV S38シングル】無個性バドザシスタン【最終26位】



初めましての方は初めまして。かーぼんと申します。

勝ちきれなくて残念ですが、久々に最終1桁付近まで行くことができたので記録として記事を書きます。

 

 

【並び】

f:id:Carbon_poke:20260201121812j:image

【構築経緯】

現環境のトップメタであるコライドン軸への最も汎用的な対策だと考えている耐久振りスカーフ黒バドレックスから構築を組み始めた。
相方の禁伝には、黒バドの一貫を切ってくるテラパゴスやノーマルテラス禁伝(主にザシアン)に通しやすい点、黒バドを使う上でストレスになり得るパオジアンに強い点を評価してHA草分けインファザシアンを選択し、バドザシ構築を握ることに決めた。

以前に似たようなバドザシスタンを使っていた時の経験則から、ステロディンルー、キョジオーン、(型は問わず)カイリューの3体は必須級だと考えているため投入を決定。補完枠に求める要素を考慮しつつ型を当てはめ、ステロ挑発炎テラスディンルーHD草テラスキョジオーンノーマルテラス鉢巻カイリューを採用。

最後に、ここまでで重かったホウオウ軸、白バド軸の対策を強化するための崩し枠として身代わり気合パンチ水ウーラオスを採用して完成。

 

正直、新規性の欠片もない構築だが、煮詰まった末期環境であるが故に「多発する再戦に強めなこと」「多種多様な構築に満遍なく戦えること」「最低限の練度がある構築を使うこと」の3点が重要だと思ったので、自分のレパートリーの中で一番それに合致しそうなバドザシスタンを使うことにした。

 

【個体詳細】

バドレックス(黒馬) @ こだわりスカーフ
テラスタイプ: ゴースト
特性: じんばいったい 性格: おくびょう
191(124)-x-116(124)-198(100)-122(12)-207(148) 
アストラルビット / サイコキネシス / おにび / トリック
*A個体値1

◆調整意図:
HB→
A205コライドンの晴れ下スケショ5発を96.31%耐え
HD→C205ミライドンのEF下イナドラを93.75%耐え
C→H175-D120コライをフレドラの反動+アスビで確定で落とす
 H213-D174ホウオウを霊テラスアスビ×2で95.7%落とす
S→最速テツノツツミ抜き

 

禁伝枠①。憎きコライドンにストレスフリーな対戦ができる最高のポケモン。

特筆すべき点があるとすれば霊テラスにしては珍しい耐久にかなり厚く振った配分である点。「スケショ型に対面から勝てる」「炎テラスor鉢巻フレドラ以外には後投げができる」など対コライドンへの立ち回りの幅を持たせつつ、「足りない火力は一致テラスタルで補う」というコンセプトで使用しており、非常に使用感が良かった。

 

ザシアン(剣の王) @ くちたけん
テラスタイプ: ノーマル
特性: ふとうのけん 性格: いじっぱり
193(204)-222(252)-136(4)-x-136(4)-174(44)
きょじゅうざん / インファイト / くさわけ / つるぎのまい

◆調整意図:
A→ガチ特化
HD→C217黒バドの+1アスビ確定耐え
S→最速テツノワダチ抜き

 

禁伝枠②。陽気ザシアンの方が偉いのは分かっていつつも、有象無象への破壊力を重視して意地A特化で使用した。

技構成については、メインウエポンの「巨獣斬」、S上昇技の「草分け」は外す理由が無いので確定。残りの2枠には、バドザシのザシアンのサブウェポンとして(ノーマルや悪を殴れる点で)最も強いと考えている「インファイト」と、一部の構築(ルギア・ルナアーラ・白バド入り)に対する崩しの手段として強力な「剣の舞」を採用した。

テラスタイプは、黒バドへの安定した切り返しができるようにノーマルテラスで使用。

 

ディンルー @ オボンのみ
テラスタイプ: ほのお
特性: わざわいのうつわ 性格: わんぱく
261(244)-131(4)-160(4)-x-129(228)-69(28)
じしん / カタストロフィ / ステルスロック / ちょうはつ

◆調整意図:
HD→C205ミライドンの抜群テラバをオボン込み83.6%で2耐え
B→A172パオジアンの氷柱落としを98.9%で2耐え
A→H155-B101パオジアンを地震×2で87.5%落とす
S→あまり、ミラー意識

起点作成・削り・クッション役として非常にバドザシと相性が良く、スタン系のバドザシであれば必須だと考えているポケモン。

「挑発」の枠は「吹き飛ばし」と選択だが、特にルギア軸を意識して挑発の方を採用し、ディンルーミラーで上から展開阻止をする選択が取れるよう気持ちSに振った配分とした。

テラスタイプに関しては、水ラオスが重い構築なので何度も水テラスにしようかと考えたが、フェアリー(ザシアン・ルナアーラ・ミライドン)、炎(コライドン・イーユイ)、氷(白バド)への耐性が非常に重要であるため全てを半減できる炎テラスで使用した。

 

キョジオーン @ たべのこし
テラスタイプ: くさ
特性: きよめのしお 性格: しんちょう
207(252)-120-150-x-154(236)-58(20)
しおづけ / まもる / みがわり / じこさいせい

◆調整意図:
HD→極力高く、Dは効率の良い11n
S→無振りヘイラッシャ+3


ザシアンを使う上で重いヘイラッシャの欠伸の一貫を切れ、そこから相手のサイクルを崩しに行ける点を高く評価して採用。考察を進める中で同じような役割のキノコ軍団(キノガッサorアラブルタケ)かキョジオーンの少なくともどちらかはスタン系のバドザシ構築に必須だという結論に至った。

相手の黒バドへの引き先にする、ホウオウに後投げしつつサイクル負荷をかける、草テラス込みでカイオーガに抗う、受け構築にTODで勝つなど、構築上の役割も多い為、個人的にはコイツも中々外せない。

 

カイリュー @ こだわりハチマキ
テラスタイプ: ノーマル
特性: マルチスケイル 性格: いじっぱり
173(52)-204(252)-116(4)-x-121(4)-125(196)
しんそく / げきりん / じしん / からげんき

◆調整意図:
HB→A187コライドンの晴れ下げきりんをマルスケ込み確定耐え
    A222ザシアンの+1じゃれつくをマルスケ込み確定耐え

A→ガチ特化
S→あまり、ミラー・中速禁伝意識で可能な限り早く

バドザシと組ませる上でタイプが非常に偉く、水技の一貫を切れる点や地割れにストレスフリーに戦える点で評価が高い。レギュI末期環境では特に後者が重要であり、このポケモンのおかげで所謂悪魔スタン(バドコライディンラッシャ系)にはそれほど不快な思いをする事なく試合を進める事ができた。

なお、ホウオウ対策の「空元気」は採用こそしているが、コイツで崩せるホウオウ軸が減っている(特に黒バドホウオウは相手が上手いと絶対無理)と感じているので、後述の水ラオスを採用して補強することにした。

 

ウーラオス(連撃) @ パンチグローブ
テラスタイプ: みず
特性: ふかしのこぶし 性格: いじっぱり
183(60)-200(252)-144(188)-x-81(4)-118(4)
すいりゅうれんだ / きあいパンチ / みがわり / アクアジェット

◆調整意図:
A→特化(H261-B176ディンルーへの乱数が大きく動く)
HB→A189パオジアンの抜群テラバを87.5%耐え
D, S→端数

普通のきあパン水ラオス。ホウオウと白バド入りへ選出を検討する崩し枠であり期待した活躍はしていたものの、火力が足りてないし、守るを無視できないのも地味に痛いので「鉢巻型で水ラオスを採用したいなぁ…」と何度も思っていた。鉢巻の数が足りない。

とはいえ、単体でヘイラッシャを破壊できる点や、ザシアンが呼ぶ有象無象のゴツメに触れない点、技選択次第で不利展開を捲れるポテンシャルがある点はこの型の強みではあり、総合的に見て満足ではあった。

テラスタイプは、有名なバドホウオウ構築に入っている耐久に厚く振ったスカーフ黒バドを、水流連打+アクジェで処理するために水テラス。

 

【選出例】

vs コライ黒バド

 →初手 5分
(ラッシャ不在時はも可)

vs コライルナ

 →初手 微有利
(ラッシャが居たらで、相性は不利

vs 黒バドホウオウ

 →初手 微有利

vs ミライホウオウ

 →初手 不利
(水ラオス不在時はで、コレが出来るときは有利

vs コライホウオウ

 →初手 絶望

vs 黒バドザシアン

 →初手or  5分

vs ミライザシアン

 →初手 有利

vs ミライ白バド

 →初手 or  微有利

vs ミライ黒バド

 →or (順不同) 5分

vs ミライルナ

 →初手 微有利

vs コライオーガ

 →初手 5分

vs ミライオーガ

 →初手or 5分

vs 黒バドオーガ

 →初手 微有利

vs 黒バドパゴス

 →初手or  微有利
(メタモンが居たらで、相性は微不利

vs 黒バドザマゼンタ

 →初手 5分

vs ルギア絡み(コライルギア等)

 →初手  有利

 

前提として、バドザシは禁伝の絶対的なパワーが控えめな代わりに、環境構築へのメタ張り+立ち回りの幅の広さで勝つ構築だと認識しているので、スタン系構築の中では特に的確な選出と試合中のプレイング(=練度や経験則)が重要であると考えている。 

そのため、一概に「この禁伝2体の並びにはこの3体を出して、こういう動きをする…」と事前に決まり切っている訳ではなく、相手の構築によって選出や取るべき動きが大きく変わるので、基本選出らしきものは記載したが参考程度にして頂きたい。

その点で言えば、僕はプレイングがあまり上手くない自覚があり、まだまだバドザシの先人たちに遠く及ばないと思っているので、次の機会があるなら更に研鑽を重ねたいところ。

 

【結果】

tn スカーレット 最終26位(最高2021最終2002)

f:id:Carbon_poke:20260201121924j:image

↓ 最高地点(朝8:25頃)

f:id:Carbon_poke:20260201121930j:image

 

tn バイオレット 最終40位(最高最終1989)

f:id:Carbon_poke:20260201121934j:image

 

【最終日対戦動画】

一応録画していたので、気が向けば追記予定…。

 

【感想】

最終1桁まであと2勝の所から連敗してしまった。結果自体はとても悔しいが、レギュI・レギュJで計3回ほど最終日にバドザシスタンを使うも、毎回プレイングが浅すぎて破滅的な溶かし方をしていたので、初めてそれなりの最終順位で終われたのは成長が実感できて良かったかなと思います。(録画見返したらプレミをまだまだ沢山してましたが…笑)

2026年はランクマに取り組む頻度を落とそうと思っていますが、最終日が土日のシーズンくらいは息抜きにやろうかなとも考えているので、潜るときは満足のいく結果を残せるようこれからも精進します。

以上、ここまでの閲覧ありがとうございました。質問などがあればX(旧Twitter)の@carbon_poketまでお願いします。

【SV S36シングル】ミライアルセ対面スタン【最終27位】



初めましての方は初めまして。かーぼんと申します。

ルールは変わりますが、折角なのでレギュJ(禁伝幻2体ルール)で使用していた構築を紹介します。

前回の記事を気合い入れて書き過ぎて疲れたので、今回は簡潔に書きます(当社比)。


【並び】

f:id:Carbon_poke:20251201195508j:image
※6体の並びと大まかな型はほぼ固定で、細部を変更しながらS35・S36の2シーズンに渡って使用。結果が出たS36の構成(↑)で今回の記事を書きます。

【構築経緯】

S35以降の環境で爆増したアルセウスにメタを張ることを考え、型に依らずミラーに強く出られると感じた霊テラス剣舞アルセウスから構築を組み始めた。

相方の禁止伝説には、物理型のアルセウスが止まってしまうヘイラッシャに明確に強いチョッキミライドンを選択。

禁伝枠・幻枠が共通してきつい物理禁伝(主にコライドン、ザシアン)への対抗策としてHBツメランドロス、ミライドンを使用する上で必須な地面枠への回答&雑に選出できる対面駒として優秀なタスキ水ウーラオスを採用。ここまでの4体を構築の軸とした。

補完枠として、ホウオウ軸・妖アルセ+ドオーラッシャのような硬い受けサイクルを崩すのが難しいと思ったので、崩し枠として電気テラス珠パオジアンを採用。

最後に、相手のミライドン対策としての地面枠が欲しいと感じた事と、ここまでで重い構築群(ムゲンダイナやルナアーラ入り)への回答としても機能する点を評価して鉢巻テツノワダチを採用。

以上の6体で構築が完成した。

※氷ミライ+霊アルセ+ゴツメランドの参考にさせて頂いた記事【SV S34最終64位・レート2029】未来神獣フォルセン - Kureto443の日記


【コンセプト】

・最低限のサイクルが可能な対面構築
・流行りの構築(ディンルー黒バドアルセウス)に負けない


【個体詳細】


アルセウス @ おんみつマント
テラスタイプ: ゴースト
特性: マルチタイプ 性格: いじっぱり
227(252)-189(252)-141(4)-x-140-140
しんそく / シャドークロー / つるぎのまい / じこさいせい

◆調整意図:HAぶっぱ
(火力が足りないのでA特化。霊テラスによりミラー意識のS振りは不要なので、余りはすべて耐久へ)


構築の組み始め・兼アルセウスメタ。対ミラーにおいて、霊テラスで一方的に神速を透かしつつ、剣舞神速を通していくのが分かりやすく強い。

また、ミライドンと組ませた事でヘイラッシャへの対抗手段(草結びなど)をアルセウスに仕込む必要が無くなったため、立ち回りの幅が圧倒的に広がる「自己再生」を無理なく4つ目の技に採用できた。

持ち物については、当初(S35)はメンタルハーブで使用していたが、S36ではホウオウ軸へ選出しやすい点を評価して隠密マントで採用した。ただ、メンハ自体は挑発を無視して剣舞を積めることから対アルセウス性能が更に上がったり、選出画面で黒バドが見えてもアンコールに怯えず技選択ができる強みもあったので悪くはなかった。



ミライドン @ とつげきチョッキ
テラスタイプ: こおり
特性: ハドロンエンジン 性格: ひかえめ
205(236)-x-121(4)-176(36)-156(164)-164(68)
イナズマドライブ / テラバースト / ミラーコート / ボルトチェンジ

◆調整意図:
HD→C205ミライドンの流星群を確定耐え
S→最速ウーラオス抜き
 (相手のミライドンのチョッキ判定のためにも高めに設定)
C→あまり、11n

禁伝枠。多くの試合で初手に投げ、高い数値と技範囲を生かして対面的に殴り合った。

構築作成当時(S35最終日前日)の環境に爆増していた地面テラス眼鏡黒バドや妖プレートアルセウスへのメタとして氷テラスミラコチョッキ型で採用したが、その後のS36でも普遍的に強かったのと、命中不安技を撃たなくて良いこの技構成が快適だったのでそのまま使い続けた。

特殊耐久の高さから黒バドに非テラスで撃ち合えつつ、火力面ではアルセウスに確定2発を取れる(ついでに電磁波も効かない)という性能がやはり強力で、流行りの黒バドアルセに刺さっていたポケモンだった。



ランドロス(霊獣) @ ゴツゴツメット
テラスタイプ: はがね
特性: いかく 性格: のんき
196(252)-166(4)-156(252)-x-100-96
じしん / とんぼがえり / ステルスロック / ちょうはつ
*S個体値22

◆調整意図:
HB→物理を受けるので振り切り A→あまり
S→ミラーで下から蜻蛉を押したいので低め

物理クッション。コライドンやザシアンのような物理禁伝にはこのポケモンを投げて削りを入れ、裏の先制技(主にアルセウスの神速)の圏内に押し込むことを常に意識して立ち回った。

対物理禁伝のほか、ヘイラッシャの地割れの一貫切り・ミライドン選出時の相手のテツノワダチ対策のためにも重要な存在だった。

テラスタイプは、ザシアンの巨獣斬・コライドンのスケショを両方とも半減にできる鋼テラスで採用した。



ウーラオス(連撃) @ きあいのタスキ
テラスタイプ: ゴースト
特性: ふかしのこぶし 性格: いじっぱり
177(12)-200(252)-120-x-80-148(244)
すいりゅうれんだ / インファイト / アイススピナー / アクアジェット

◆調整意図:
S→準速ウーラオス抜かれ(ミラーで下からインファイトを撃って対面勝ちしたい)、かつ遅いアルセウスを抜くために早め
A→特化 H→あまり

ミライドン軸で必須の「地面枠と対面させてサイクル負荷をかける枠」になりつつ、雑に選出に絡めやすい襷枠として無難に強かった。

技構成については、一致技2種とアクアジェットは確定として、ラスト1枠にはディンルー+ゴツメカイリューの並びに刺す「アイススピナー」を採用。これにより、ディンルー黒バドアルセカイリューのようなスタン構築への初手投げがとても安定したので正解だったと感じる。

テラスタイプは水やステラで使用した時期もあったが、構築単位での神速アルセウス対策を更に盤石にするため、最終的にはゴーストテラスで使用した。



パオジアン @ いのちのたま
テラスタイプ: でんき
特性: わざわいのつるぎ 性格: いじっぱり
169(108)-189(252)-100-94-85-174(148)
つららおとし / ふいうち / テラバースト / こおりのつぶて
*C個体値20

◆調整意図:
A→崩し性能を最大化するために特化
S→最速テツノワダチ抜き(主に準速アルセウス意識)
H→あまり、10n-1
C→甘えるを1回受けた際にA>Cとなる中の最大値

崩し枠。対受けサイクル戦において、選出画面でミライドン+水ウーラオスの並びを見せて貯水ドオーを選出させた上で、試合の中でドオーvsパオジアン対面を作って崩していくのが強いと考え、崩し枠にパオジアンを選択した。

ルギア構築や受けサイクルをより意識するなら「氷の礫」→「挑発」の方が強いのだが、有象無象への安定したスイープの手段として礫がとても便利で、刺さっていそうなスタン系の構築に選出を検討しやすくなるので、一長一短ではあった。



テツノワダチ @ こだわりハチマキ
テラスタイプ: じめん
特性: クォークチャージ 性格: ようき
173(60)-157(196)-143(20)-x-102(92)-158(140)
じしん / アイアンヘッド / アイススピナー / はたきおとす

※調整参考元→レギュG-S21 最終7位 ミライワダチ - Melty 

当初はミライドン受けとして採用。しかし、チョッキミライ+アルセウスで相手のミライが何とかなる事が多い上、安易に引くと引き読みオーバーヒートなどを撃たれて碌な事にならなかったので、ミライを見ても選出しない事は多々あった。故に、おそらくこの構築で最も選出率が低い。

しかしながら、存在するだけで相手のミライドンの技選択を制限できたり、S36で流行っていたムゲンダイナ+ドオー+ディンルーのサイクルへの能動的な崩しの手段になれる点が特に優秀で、何だかんだ外せないポケモンではあった。

 

【選出】

選出は完全に固定していないが、対スタン構築には軸の4体(ミライ、アルセ、水ラオス、ランド)から3体を投げる事が多い。とはいえ、パオとワダチも刺さっていれば投げ得るので柔軟に選出を組み立てる必要はある。初手は殆どミライか水ラオス。

・流行っていたディンルー黒バドノーマルアルセには、初手水ラオス+裏ミライアルセが殆ど。軸単位で意識したこともあり、この系統への勝率は高かった。

・コライドンorザシアンが見えたら、初手誰か+裏ランドアルセ(たまにパオ)の形で基本的に投げていた。

・ホウオウが絡んだ受けは、初手ミライ+裏@2(アルセ、パオ、ランド)で、アルセウスかパオジアンを最終的に通す試合になる。

・ミライ白バドには、初手ミライ+裏ランド@1(アルセorワダチ)、ムゲンダイナ入りには初手ミライ+裏ワダチランドの選出が多かった。

 

【きついポケモン】

・壁orどくびし展開全般

対面的な殴り一辺倒の構築なので、上手く展開をされると捲れないことがしばしばある。

・ゴーストテラス〇〇

神速アルセウスの宿命。極力ケアが効くよう選出・立ち回りを組み立てるものの、割り切らざるを得ない盤面がどうしてもある。

・ルギア絡み

数が少ないので切り気味。ここに関してはパオジアンの「氷の礫」を「挑発」にする案で解決できた可能性がある。

 

【結果】

tn かーぼん 最終27位 (最高最終2012)

f:id:Carbon_poke:20251201195813j:image


tn 僕たちの城 最終82位(最高2011最終1974)

f:id:Carbon_poke:20251201195915j:image

※サブTNはせっかく新作も発売されたので、イナズマイレブンで1番好きな曲から取りました!クロノストーン編は神です。(オタクの早口)

 

【あとがき】

S35最終日直前に本構築を思いつき、環境へのメタ張り自体はかなり上手く行っていたものの、構築への理解不足と寝不足が祟り、大きく溶かして終わってしまった。それもあったので、S36で同じ構築でリベンジできて嬉しいです。

もっと高順位を目指したかった気持ちもありますが、構築の強さ的に適正な順位だと感じているので、より強い構築を組めるよう、またどこかで頑張ります。

以上、閲覧ありがとうございました。何かあれば、Xの@carbon_poketまでお願いします。

【SV S32シングル】誘殺ミライ白バド展開【最終7位】



初めましての方は初めまして、かーぼんと申します。

念願の最終1桁を達成することができたので記念に記事を書こうと思います。新しいタイプのミライ白バド構築を組めたと思うので、誰かの参考になれば嬉しいです!

f:id:Carbon_poke:20250804203107j:image

※レンタルID:DL303N
(26/1/17追記:レギュIが再開したので再発行しました)


【構築経緯】


既存のミライ白バド構築の強い動きの1つとして、「水テラスや炎テラスをした白バドで物理禁伝(コライドン・ザシアン)を起点にトリックルームで切り返す」というものがある。しかし、その動きが広く認知された2シーズン目以降では当然相手もそれを理解しているため、白バドに上手く特殊禁伝(特に黒バド)を合わせられてしまい、理想のトリル展開は易々と通させてくれないと感じていた。

そこで、ノーマルテラス白バドレックスを使用し、トリル展開を行う対象をズラして「物理禁伝ではなく、誘う黒バドを起点にして切り返す」という動きを試したところ、再現性良く黒バドを誘い殺し、そのまま攻撃の上がった白バドで裏まで貫くことができて非常に強力であったため、これを構築の始点とした。

白バドをノーマルテラスで使用するにあたり、従来の炎テラスや水テラスの白バドでは有利であったコライドンへの性能が格段に落ちてしまったため、一般枠の取り巻きでコライドンに厚くすることを考えた。コライドン軸(コライ黒バド、コライルナ)への具体的選出(白バド+@2)に求める条件を整理したところ、以下が挙げられた。

・初手含めた前2体がコライに明確に強い。
・盤面からコライを退かす手段が欲しい。
(※コライ以外との対面で、先にトリル展開ができれば白バドがコライに勝ち得る)
・コライへのテラス強要力がある。
(※試合終盤、白バドvsコライでテラス択をしたくない)
・コライ軸に同居しがちな、グライオン+ディンルー+ヘイラッシャに干渉する手段がある。
・コライの相方の禁伝(黒バドやルナアーラ)へ最低限の圧力がある。
(※上記2体には取り巻きが負けたとしても裏の白バドで返せる為、必ずしも対面勝てる必要はない)

上記を踏まえて取り巻きを考えた結果、2月に行われたCHAMPIONS CHALLENGE Ⅱの試合でマージュさんが使用されていた、襷挑発ハバタクカミレッドカードキラフロルの組み合わせが完璧に条件を満たしていたため、採用を決定した。

※参考にさせて頂いた試合→
【ポケモンSV】CHAMPIONS CHALLENGE II Day12 feat マージュvs うわっきー【レギュGシングル】 - YouTube


次に第2の禁伝枠を選定するが、ここまでの3体できつい構築・一般枠を一度整理した。

きつい構築
・ザシアン軸    (ex. 黒バドザシアン、ミライザシアン)
・ミライドン軸
(ex. ミライ白バド、ミライ黒バド)
・ホウオウ軸    (ex. ホウオウ+コライ、ミライ、黒バド)
カイオーガ(ex. コライオーガ、黒バドオーガ)

きつい一般枠
水ウーラオス、HBキョジオーン、イーユイ、ヘイラッシャなど

列挙したきつい一般枠の全てに強い事、カイオーガ軸への明確な回答になる事、その他の禁伝にもある程度は役割を持てることから、第2の禁伝枠はミライドン一択レベルであると感じ、素直に採用することにした。ミライドンの型はチョッキ・眼鏡・スカーフ全て試したが、非テラスで無理なく運用できるスカーフミライドンが、テラスへの依存度が高い今回の白バドを生かす上で最も相性が良いと感じたため採用を決めた。

スカーフミライドンを採用した結果、残る課題としては以下の3つとなった。

・ザシアン軸    (ex. 黒バドザシアン、ミライザシアン)
・ミライドン軸
(ex. ミライ白バド、ミライ黒バド)
・ホウオウ軸    (ex. ホウオウ+コライ、ミライ、黒バド)

残り2枠で上記3つを解決しないといけない為、必然的に役割をどこかで圧縮する必要があるが、ミライドン軸への対策枠に求める要素は明らかに「特殊耐久の高い地面タイプ」であったので、該当するポケモンの中でザシアン軸かホウオウ軸に役割を持てそうなポケモンを探した。その結果、突撃チョッキ霊獣ランドロスがザシアン軸・ミライドン軸の両方に対して初手置きが安定するだけでなく、相性の良いアタッカー(スカーフミライや後述の鉢巻水ラオス)と合わせて綺麗に選出を纏め切る事ができると気づいたため採用した。

最後に、残るホウオウ軸への対策枠として鉢巻からげんき水ウーラオスを採用。ミライやランド、白バドのトリルとの相性も良く、ホウオウ軸以外へ選出しても強いという汎用性も評価している。

以上の構築経緯により、本構築が完成した。

【単体解説】

白バドレックス


白バドレックス@いかさまダイス
テラスタイプ:ノーマル
性格:意地っ張り 特性:人馬一体
207(252)-238(252)-170-x-151(4)-70
氷柱針/タネマシンガン/10万馬力/トリックルーム

◆調整意図:
H→A222ザシアンの+1インファイトをテラス時に15/16耐え
A→ガチ特化 D→端数
S→ディンルーの上から動きたかったので、下降補正なし
(中速禁伝を電磁波込みで抜く目的もある(カミの項で後述))

構築の組み初め。基本的にケアされないノーマルテラス+トリックルームが非常に強力であり、数多くの黒バドやルナアーラを考慮外から切り返してeasy winを量産した。

ベースとする型自体はHAいかさまダイス型を選択。ノマテラトリルで切り返した後にすぐに高火力を出せる点(火力が低いと黒バドに殴り返されて手痛いダメージを食らう)、身代わり持ちや後発の襷ポケモンでトリルターンを枯らす行動を許さない点(トリルの5ターンのうちに全て倒しきらないと温存されたコライに負ける可能性がある)から本構築に最適だと考えた。言うまでもなく、グライオンに強い点も優秀である。

技構成に関して、「タネマシンガン」は「つるぎのまい」との選択だが、白バドを見て出てくる水ウーラオスをしっかり殴れる事、キラフロルの毒菱と合わせてヘイラッシャを削る打点になる事、ゴツメママンボウに触れずに大ダメージを与えられる事などのメリットが明らかに大きいと感じてこちらを採用した。

ちなみに、S32におけるノーマルテラスの使用率は僅か2%であった。初見殺しが決まりまくっていた事を差し引いても明らかに2%の強さではないと感じたので、取り巻きを含めた今後の開拓に期待。

ハバタクカミ


ハバタクカミ@気合の襷
テラスタイプ:ステラ
性格:臆病 特性:古代活性
131(4)-x-75-187(252)-155-205(252)
ムーンフォース/祟り目/電磁波/挑発
*A個体値0

◆調整意図:最速CSぶっぱ

対コライドン軸を強く意識した初手枠。コライドンに強いのは勿論のこと、ミライ白バドが誘ってしまう一般枠(グライ+ディン+ラッシャ)のそれぞれに何かしらの仕事ができる、2体目の禁伝(黒バド、ルナアーラ)にもゴースト技の圧がある、といった性質からコライドン絡みへストレスなく初手投げできることが大きな魅力である。この点に着目して、中盤から挑発カミ+トリル白バドの形は研究し続けており、様々な試行錯誤を経て現在の構築に至る。

型としては襷電磁波祟り目型のテンプレ。元々僕はこの型のカミが大っ嫌いなので採用の際に躊躇はしたのだが、キラフロルが撒く毒菱との相性が良すぎる、チョッキカイオーガなどの中速禁伝を麻痺させて白バドで上を取る動きが可能、テラスを切らせつつコライの足を止めてミライドンの電気テラスイナドラを通す動きが可能、など明らかに強いシナジーがいくつも存在したため素直に採用することにした。

テラスタイプは、適度に削れたグライディンラッシャの3体やコライドンを、祟り目やムーンフォースのリーチを瞬間的に伸ばして倒す展開を想定してステラで使用した。

 

キラフロル


キラフロル@レッドカード
テラスタイプ:フェアリー
性格:図太い 特性:毒化粧
183(196)-67-156(252)-150-101-114(60)
パワージェム/マジカルシャイン/キラースピン/置き土産

◆調整意図:
S→S20振り(最速原種ガチグマ抜き)ホウオウ抜き
HB→A205コライドンの鋼テラスアイアンヘッドを14/16耐え

普通のレッカフロル。このポケモンの性能はいまさら語るまでもないが、「黒バドは盤面に残しても良いが、コライドンとは非トリル下では対面したくない」という性質の白バドを使う上で、コライドンを無理矢理流せるレッカフロルは相性があまりに良すぎた。

技構成については、炎テラスコライドンをテラス前後で殴る為の「パワージェム+マジカルシャイン」、設置技から白バドを守る「キラースピン」、強引に白バドの起点を作りつつ自主退場が可能な「置き土産」を採用。少し珍しい置き土産は、コライドンに撃つ→Aダウンによって死に出しノマテラ白バドがコライのインファイトを耐える→トリル展開から白バドを通して勝つ…といった動きを可能にし、これが相手視点見えにくい勝ち筋になる事もあった。

テラスタイプはマジカルシャインの火力を上げれて、コライドンのスケショを透かせる可能性のあるフェアリー。


ミライドン


ミライドン@拘りスカーフ
テラスタイプ:電気
性格:控え目 特性:ハドロンエンジン
193(140)-x-123(20)-203(236)-136(4)-169(108)
イナズマドライブ/流星群/オーバーヒート/ボルトチェンジ

◆調整意図:
HB→A200水ウーラオスの鉢巻インファイトを15/16耐え
  A189パオジアンの+2不意打ちを確定耐え
HD→C217黒バドの+1アストラルビットを確定耐え
S→有名な配分(S18 最終13位)のエナジーテツノワダチ+1
C→あまり、なるべく高く

第2の禁伝枠。「非テラスでも圧倒的に動かしやすい」という構築に求める要素から拘りスカーフ型を選択したのだが、既存の似たような並びのミライ白バド(ミライ白バドランドウーラ@2)のミライドンがチョッキ型であるためか、ミライが遅い前提で立ち回っていそうな相手を事故らせることも出来ていたように感じた。
テラスタイプは電気で採用。本構築でミライドンにテラスタルを切ることは少ないが、一致テラスによる火力増強によって簡易な崩し枠として機能することを期待した。実際に最終戦(1桁チャレンジ)では、電気テラスにしていたおかげでイナドラのリーチを伸ばして重いキョジオーンを倒し、さらに試合の終盤でテラス後のコライドンを上から確実に仕留め切る(電気テラスじゃなかったら乱数が絡んでいた)という大活躍を見せてくれた。

技構成については、一致打点の「イナズマドライブ+流星群」、交代技の「ボルトチェンジ」までは確定として、ラスト1枠はザシアンに非テラスで勝てる「オーバーヒート」を採用。初手に誘うテツノワダチを上から殴って出落ちさせる手段としても非常に有用であった。

ランドロス


霊獣ランドロス@突撃チョッキ
テラスタイプ:鋼
性格:生意気 特性:威嚇
195(244)-165-121(84)-x-135(180)-96
地震/蜻蛉返り/瓦割り/地均し
*S個体値22

◆調整意図:
HB→A222ザシアンの抜群テラバーストを15/16耐え
HD→C187眼鏡ミライドンのテラスマジカルシャイン×2発を15/16耐え
S→ミラーで下から蜻蛉をするため低め

構築の潤滑油。現環境のザシアン軸やミライドン軸に出落ちしにくい事から初手に投げて、チョッキの耐久を盾に目の前のポケモンを殴って数的有利を取る or 蜻蛉から有利なアタッカー(主にミライドンと水ウーラオス)を着地させる動きがシンプルだが強かった。

技構成については、外す理由のない「地震+蜻蛉帰り」に加えて、S操作技かつ守る身代わりムゲンダイナのpp枯らしに抵抗できる「地均し」、一部の壁構築(ロンゲ黒バドミライ系統)への対策として「瓦割り」を選択。しかし、地均しは片手で数えられるくらいしか撃っておらず、瓦割りに至っては最終日に撃った記憶が一切無いので大いに変更の余地あり。

テラスタイプはザシアンの巨獣斬、ミライドンの流星群などに対して生存の択を取れる可能性がある鋼テラス。

最近のランドロスはゴツメ型ばかりだが、現環境にチョッキランドロスが持つ要素は刺さっていると感じ、かなり使用感が良かった。

 

水ウーラオス


水ウーラオス@拘り鉢巻
テラスタイプ:ノーマル
性格:意地っ張り 特性:不可視の拳
177(12)-198(236)-148(220)-x-81(4)-122(36)
水流連打/インファイト/空元気/アクアジェット

◆調整意図:
HB→A189パオジアンの弱点テラバーストを14/16耐え
S→テラパゴス・ホウオウ・ミラーを意識して早め
A→なるべく高く、11n   
D→端数

※参考→
バルジーナドリームwithミライルナ - harubouzu11’s blog
(S31最終17位の方の調整が強いと思い、そのまま使わせて頂きました)

崩し枠。ホウオウ入りと白バド入りには確定で選出するが、パオジアンがきつそうな時やトリル下の鉢巻水ウーラが明らかに通っていそうな時にも偶に出していた。

テラスタイプはノーマル。黒バドへの奇襲というよりは、からげんきの威力を上げる目的でテラスタルを使用した。

選出率は低めであったが、役割対象の構築への勝率を確保するためには水ウーラオス以上の適任はおらず、やはりミライ白バド構築には不可欠な存在だと実感した。


【構築の要点】

・無効テラス×トリックルームによる切り返し

SVの禁伝環境では禁伝のパワーが非常に高く、上手く展開されると手が付けられなくなってしまうため、「そもそも相手に展開させない or 相手の展開を切り返す手段を用意すること」「逆にこちらの展開は強く使うこと(≒ 先にエースを展開して通すこと)」の2点が重要だと個人的には認識している。

これに対して、白バドでの "ノーマルテラスしながらのトリックルーム" が1つの回答となっており、相手の黒バドの展開を無効テラスで止めつつ、「白バドのトリル展開」という自分のエースを通せる状況へと、たった1ターンの動きで転じる事ができるのが非常に強力であった。

また、一般的には「黒バドは白バドに強い」という認識がある&環境に殆どノマテラ白バドが存在しないために、黒バド側は白バドに向かって喜んでアストラルビットを撃ってくれたので、上記の動きは共通認識を逆手に取った考慮外のメタ要素としても非常に上手く機能していた。

(※追記:上記の1段落目に書いたことは、あくまで展開構築を握る場合の話で、サイクル構築等ではまた考え方が変わってくると思います。)

 ⇒

・ノーマルテラス白バドを生かすための構築構造

本構築の立ち回りを簡単に述べるのであれば、試合序盤に一般枠とミライドンで相手のHPや残数を減らしつつ白バドを展開する隙を伺い、試合終盤で白バドを展開して詰め切る、という対面+展開の動きを狙う。

この際、一般枠やミライドンは(黒バドを筆頭として)こちらの白バドの餌にできるポケモンには倒されても問題ないが、白バドでトリル展開する上で都合の悪いポケモンは極力盤面に残さないということが重要であり、構築作り・試合中のプレイングの両面で強く意識していた。

また、キラフロルの置き土産・ランドロスの威嚇によって格闘技の被ダメを抑えてコライドン・ザシアン対面でも無理矢理ノマテラトリル展開を行ったり、ランドロスをミライドンに投げて「威力の低い不一致技での拘り or 流星群によるCダウン」という実質的な弱体化を強要した後に白バドでトリル展開したりと、各禁伝との対面で白バドを比較的安全に展開するサブプランを用意できていたのも強いポイントだった。

【選出例】

※最終日に実際にして好感触であった選出例を記載。

・vsコライ+黒バド/ルナアーラ

初手+@1(or

*基本的にフロルを投げるが、キョジオーンが居たらミライドンは投げたい。コライドンをカミ+フロルで倒すか退かしつつ、あえてカミorフロルを黒バドに倒させて死に出しから白バド展開することが多かった。
*テツノワダチなどが居た場合は初手カミではなくミライドンから投げてオバヒを撃ちに行くなど、柔軟な選出も求められる。

・vs ザシアン+黒バド/ミライドン

初手

*ランドから始動し、初手のザシアンには蜻蛉→ミライを投げて上からオバヒで処理、黒バドには蜻蛉→ミライorノマテラ白バド投げて処理、ミライドンは居座って地震で殴るといった感じの初動。削れたランドロスも白バドのトリル下では強く使う事ができるため、ミライドンよりランドロスの生存を優先する方が有効な場合が多い。

・vs ミライ+白バド

初手

*宿り木白バドにこっちの白バドが明確に弱い為、白バドはお留守番。ランドから始動し、初手のミライには居座り、白バドには蜻蛉→ウーラを投げて殴る、相手の水ウーラには威嚇のデバフを与えてミライへ素引きして殴るといった感じの初動。特に、威嚇を入れつつ蜻蛉で削りながら鉢巻水ラオスを投げるという行為が初手白バドに強かった印象。

・vs ホウオウ+黒バド/コライ/ミライ

+@1(oror)(順不同)

*相手の構築を見ながら、臨機応変に選出を組み立てる。対ミライホウオウやクッションが欲しい時はランドロス、対コライホウオウにはキラフロル、ドオー入りなどは渋々白バドを出す、といったざっくりの選出基準。



【重かった並びとポケモン

・ホウオウ軸(特に黒バド+ホウオウ)

ミライドンとウーラオスで頑張るのだが、そもそもミライ白バド構築ではホウオウ軸が重い上、黒バド+ドオーまで同居していると技がとにかく一貫せず、かなり立ち回りが苦しくなる。

・黒バド+テラパゴス

黒バドの処理のために白バドでノマテラを切ると抜群テラクラスターが痛いし、シンプルに毒毒・瞑想・ステロのどれもミライ白バドできつい為テラパゴスが直接的な原因で負けやすい。

・氷テラスチョッキミライドン(←追記)

S32当時は環境に殆ど存在しなかったが、チョッキランドロスが出落ちしてしまうため相当厳しい。

【結果】

tn スカーレット 最終7位(レート2095)

f:id:Carbon_poke:20250801231341j:image
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tn バイオレット 最終36位(レート2036)

f:id:Carbon_poke:20250801231346j:imagef:id:Carbon_poke:20250801231351j:image





※以下は構築とは関係のない内容になります。

 

 



【感想】

ずっと目標にしていた最終1桁を取れて本っ当に嬉しいです!!!!!

作った構築がS32の環境にたまたま上手くハマっていたのと、流れがかなり良かったのもあり、自分の実力に対して出来過ぎな結果だとは思っていますが、仕事以外のほぼ全ての時間をランクマッチへの取り組みに費やし、試行錯誤を繰り返しながらより強くなるための努力を32シーズン一度も休まず続けて来た成果ではあるので、そこは素直に頑張った自分を褒めておこうと思います。

僕が最後にそれなりの結果を出したのはS9(ほぼ2年前)の最終30位で、それ以降1年半以上何をしても最終2桁すら安定して取れないスランプの時期がありました。その間は頑張っても頑張っても結果が付いてこなくて精神的に辛く、何度もポケモンを辞めようかと思いました。しかし、諦めずにテラス環境と向き合うための根本的な考え方を見直し、その考え方に慣れるために膨大な対戦数を重ね、分からない事は(ほぼ初対面だろうと)人に聞きまくったりした結果、ここ半年くらいでようやく復調することができ、上位帯で戦う試行回数を重ねて今回の結果に至ります。とはいえ、本当に1桁を取れたことが自分でも信じられなくて、あれから数日経った今でも実感がなさすぎる…。

今後について、当初は自分の年齢的にも「最終1桁を取ったら引退しようかな…」などと思っていたくらいなので、さらに上の順位を目指そうというモチベーションは現状ありません。ただ、早朝の1桁付近でのアツい最終日対戦は他の何物にも代え難い体験であり(←1桁チャレ経験者は分かってくれるはず)、もう一度アレを味わいたいとも思ったので、またどこかで潜れる時間を見つけて2回目の1桁順位を目指してランクマッチに取り組みたいとは思っています!

以上、かなり筆が乗ってしまいましたが、ここまでの閲覧ありがとうございました。
質問等があればX(旧Twitter)の@carbon_poketまでお願いします。


【Special Thanks】

・ずっと前を走り続けて僕のモチベを上げてくれ、スランプの時期から現在まで多くの相談に乗ってくれたランクマ師匠のZeonさん
・1桁を目指すという共通のモチベーションで一緒にランクマを頑張ってくれた、1桁目指す窓のみんな
・DMや通話などでポケモンに関することや最終日の潜り方を質問した際、快く教えてくれた全ての方々
・応援してくれた全ての方々
・1桁報告におめリプをしてくださった方々や、自分の事のように喜んでくれた知り合い各位

本当にみんなありがとう!!!

【SV S29シングル】毒菱ダイナサイクル【最終79位】



【はじめに】

初めましての方は初めまして、かーぼんと申します。
一応2桁には残りましたが、過去に結果を出した人の構築を真似した部分も多いのと、レギュレーションの終わりであまり需要もないと思うので簡単に記事を書きます。


【並び】

f:id:Carbon_poke:20250501102538j:image

※ラウドボーンの炎技は、フレアソングと炎の渦でコロコロ変えてました。


【構築経緯】


S29はコライドン軸の数が多いと感じたので、ここに対して強くメタを貼りたいと考えた。そこで、一般的なコライドン軸で厳しいとされる「毒菱」を強く使えるムゲンダイナを軸として構築を組むことにした。


まず、コライ軸への基本選出を組むにあたり必須となるコライドンに対してのサイクルパーツとして、毒びしを強く生かせる混乱実まもみがラウドボーンを採用。
また、コライドン軸に同居しがちなポケモンのうち、ムゲンダイナ+ラウドボーンで対処が難しい、ハバタクカミ・キョジオーン・グライオンに対してあと投げから対処が可能なノーマルテラス隠密マントアーマーガアを採用し、コライ軸への基本選出が決定した。


次に、黒バド構築に対しての選出を考えたが、所謂黒バドスタンがステロ撒き菱ディンルーを初手に投げてくることが多く、黒バドとディンルーの最低2体には有利の付くポケモンを初手置きしたいと考え、氷テラス襷パオジアンを採用。


最後に、黒バド構築に対して初手パオジアン+裏ムゲンダイナ+@1と投げると仮定し、@1には黒バドの処理ルートを増やすためにアタッカーをもう一体採用することにした。考察の末、耐久値によって黒バドと撃ち合えるチョッキディンルーと黒バドを上から縛れるスカーフ水ウーラオスを採用し、相手の構築を見ながら使い分ける事にして黒バド軸への基本選出が決定した。

チョッキディンルーの採用によってミライドン軸への基本選出もおおむね纏まり、その他の禁伝にも柔軟に選出を組み立てる事で概ね戦えていたため、上記の6体を完成形とした。

 

【個体詳細】 *赤字:上昇補正 青字:下降補正


ムゲンダイナ@たべのこし 妖テラス
性格:穏やか 特性:プレッシャー
実数値:247(252)-x-116(4)-166(4)-158(228)-153(20)
技構成:ダイマックス砲/守る/毒菱/自己再生

◆調整意図:
S→準速イーユイ抜き
HB→A189パオジアンのA+2氷柱落としを確定耐え
HD→可能な限り高く  C→端数

 禁伝枠。初手に置いて守るで様子見をしながら、毒びしを展開したり、圧倒的な数値を盾に回復を挟みながら攻撃をするという、基本的な動きをしているだけで強い。
 攻撃技は「ヘドロ爆弾」と選択だが、カイリューに抜群を取れたり、黒バドスタンのディンルーやブリジュラスを削る手段となり得る「ダイマックス砲」の方が優先度が高いと感じて採用。妖テラス黒バドやハバタクカミを単体で削るのが難しいが、取り巻きと合わせて対処することで何とかなっていたので良しとした。



ラウドボーン@混乱実 水テラス
性格:図太い 特性:天然
実数値:211(252)-x-167(252)-130-95-87(4)
技構成:フレアソング(炎の渦)/守る/怠ける/身代わり

◆調整意図:
HB→コライ意識で特化(A特化晴れスケショ×10発を木の実込みで確定耐え)
S→端数、S4振りハッサム抜き

 物理受け。コライドン軸・ザシアン軸の他、ハッサム入りのミライドン軸などにも選出を検討する。守る+身代わり採用により、天候やフィールドのターン管理ができたり、物理ポケモンの前で身代わりを展開→毒菱のダメージで本来勝てない特殊ポケモンを突破できたりするのがかなり強かった。
 深夜0時以降、「毒菱・まもみがと組み合わせたら強そう」という遊び心+受けループ対策で時折フレアソングを炎の渦に変更していたが、結局あまり活きなかったので素直にフレアソングで良い。



アーマーガア@隠密マント ノーマルテラス
性格:生意気 特性:プレッシャー
実数値:205(252)-107-131(44)-x-145(212+)-69 (*S個体値11)
技構成:アイアンヘッド/挑発/とんぼ返り/羽休め

◆調整意図:
HB→A189パオジアンの抜群テラバーストを15/16耐え

HD→あまり、特殊受けなのでなるべく高く
S→無振り50族抜かれ(無振りカバルドン・ディンルー抜き)

 ダイナ軸で重くなりがちなグライオン・キョジオーン・ハバタクカミに対して抗うためのクッション枠。地面の一貫を切れる枠でもあり、地割れをケアしたいときやテツノワダチ入りにも選出を検討する。また、試合展開を見据えてダイナの元のタイプを残したい場合に、ランドロスに投げるために選出する事もあった。
 ムゲンダイナ軸に頻繁に出てくる襷電磁波祟り目カミに対し、電磁波を受け入れつつ毒菱→アマガ引き(相手祟り目)→アイへ(相手電磁波)→アイへ(相手祟り目)で処理を狙うが、その過程で痺れるとかなり展開が渋いので祟り目を無効化するお守りとしてノーマルテラスで採用。
 ダイナとアマガのプレッシャー持ち2体でサイクルしながら相手のppをゴリゴリ削っている時が結構楽しい。


パオジアン@気合いの襷 氷テラス
性格:意地っ張り 特性:災いの剣
実数値:155-189(252)-109(68)-x-85-179(188)
技構成:氷柱落とし/不意打ち/氷の礫/剣舞

◆調整意図:
A→特化
B→A4振りディンルーの地震を89.07%で2耐え
S→最速110族抜き(岩オーガポン意識)

 
ディンルー処理班。黒バド軸に対して初手置きが安定しそうなポケモンを探していたところ、S26でたなけーさんが使用されていた氷テラスパオジアンが役割的にぴったりだったので真似させて頂いた。氷柱+礫でCSバドを落とせ、氷柱+テラス礫で多少耐久に振った黒バドを落とせる想定だが、めちゃくちゃ硬いスカーフ黒バドが多く、氷柱のダメージを見て毎回頭を悩ませていた。
 サイクルへの崩し要素(ママンボウ系統など)やスイーパーを選出に入れたい時などに、黒バド軸以外にもさまざまな構築に選出する。パオジアンが不利を取る水ウーラオスにムゲンダイナが余裕であと投げできるため、非常に動かしやすかった印象。



ディンルー@突撃チョッキ 鋼テラス
テラスタイプ:鋼
性格:意地っ張り 特性:災いの器
実数値:231(4)-176(236)-146(4)-x-124(188)-75(76)
技構成:地震/カタストロフィ/ヘビボン/地割れ

調整参考元:【S26最終6位】月花アーラカイリュー - Origin Regression

 特殊受け。黒バド、ミライドン、ルナアーラ軸に投げる他、コライドン軸などへハバタクカミ受けとしても投げていた。ダイナが相手の毒テラスや鋼テラスを誘うため、そこに対して火力のある地震を撃ちこめるのが、構築上噛み合っていた。
 調整については、ダイナ軸の性質上重くなってしまいがちなディンルーやガチグマ意識で多少Sに振った配分にしたく、うわっきーさんのものをお借りしました。 


水ウーラオス@拘りスカーフ 水テラス
性格:意地っ張り 特性:不可視の拳
実数値:175-200(252)-121(4)-x-80-149(252)
技構成:水流連打/インファイト/蜻蛉帰り/アクジェ

◆調整意図:
 黒バド意識で意地ASぶっぱ

 当初は黒バドを処理するために採用したが、ダイナを使う以上重くなりがちなパオジアンを見たら選出を検討する駒となっていた。このポケモンを採用したことで、初手のパオジアンにダイナが怯まされても試合展開を取り戻しやすくなっていたが、選出枠が足りずウーラオス(もしくはラウドボーン)を選出できない時に限ってダイナが氷柱落としで怯みまくって負けるパターンが多く、最後まで構築単位での課題だった。
 メインウエポン2個と蜻蛉帰りは確定として、@1の技にはダイマ砲で削った剣舞パオに後投げ→不意打ちの上から処理する選択肢が取れる「アクアジェット」を採用した。

 

【選出】

※メジャー禁伝以外割愛

vs黒バド(5分~有利)
 初手or

*ディンルーorウーラオスは相手の構築見ながら決める(パオが居たら極力ウーラ)。ディンルーが不在の場合は、初手ダイナ+@2と投げる事もあった。

vsコライドン(不利~5分)
 初手or

*キョジオーン、グライオンが居たらアーマーガアを出さなければいけない都合上、アマガorディンルーはアマガが圧倒的に多い。対コライ軸に勝率出すために構築組んだのに、結局あまり勝てなくて最悪だった。

vsミライドン(有利)
 初手+@1(

*ワダチが見えたらアーマーガア、ハッサムが見えたらラウドボーン、パオジアンが見えたら水ウーラオスかラウドボーンは投げたい。基本はダイナディンルー@1と投げたいが、ハッサムとワダチが共存する構築等には、渋々ダイナ+ラウボ+アマガのような投げ方をする(毒菱+ラウドの身代わりが刺さって勝つ試合が多い)。


【重かったポケモン

絶対零度or珠電気テラスパオジアン
・鋼テラス龍舞スケショアイへカイリュー
・地割れランドロス、地割れディンルー 等

他にも山ほど居るので割愛。


【結果】

tn バイオレット  最終79位 (レート2025)

f:id:Carbon_poke:20250501102441j:image

 

【感想】

久々に受けサイクルを握りましたが、初手からバンバン一撃技が飛び交う環境で使うべきではないと思いました。そもそもSVの環境的に逆風という話もあるし、何よりもストレスフリーな対戦をしたいと心から思ったので、来期は真っ当に殴るスタン寄りの構築を練習して使うことを誓います。

以上、閲覧ありがとうございました。何かあればX (旧Twitter) @carbon_poketまで。

【SV S27・S28シングル】壁バドウーラサイクルスタン【最終79位・76位】



【はじめに】

初めましての方は初めまして、かーぼんと申します。
S27、28で使用していた構築を紹介します。


【並び】




【構築経緯】

「黒バド+ディンルー+カイリュー+水ウーラオス+@2」の並び(所謂黒バドスタン)を環境トップと設定し、これに対するメタから考えた。その過程で "ディンルーに十分な仕事をさせない" ことが特に重要だと考え、ディンルーへの遂行速度+黒バドスタンへの技の通りの良さを評価して水ウーラオスから構築を組み始めた。(この時点では型の決定は後回しにしたが、最終的に構築との兼ね合いを考えて拘り鉢巻型で採用した。)

水ウーラオスは黒バドの取り巻きに強い&黒バドの安易な後出しを許さないという点が強みであるものの、対面した黒バド自体には不利を取ってしまう事が問題である。この解決手段を考えた所、両壁電磁波オーロンゲとの組み合わせが「壁下でウーラオスを動かすことで黒バドに対する行動保障を得られる」「黒バドvsウーラオス対面でロンゲに引いて、黒バドを流しつつ展開補助を行う選択肢がある」といった点から黒バド構築へ柔軟に立ち回れると感じて採用を決定した。

上記の2体と合わせる禁止伝説枠は、水ウーラオスとの攻めの補完に優れていて、かつ壁ロンゲとの相性も良い、積み技を所持した黒バドorミライドンで検討した。脳内での試行錯誤の結果、ある程度サイクルを回す前提の構築に仕上がりそうな事から、候補となる黒バドやミライドンの型の中で最も強くサイクル下で運用できると考えたオボン瞑想鬼火黒バドレックスを採用し、上記の3体を構築の軸とした。

※壁ロンゲ+ウーラオス+バドの参考: 【SVシングルS20最終6位】壁バドサイクル - 攻撃=防御

次に、軸で対策が薄い物理禁止伝説(コライ軸、ザシアン軸)とタイプ上有利なカイオーガ軸に対し、壁を貼る→ブリジュラスを投げて荒らす→壁再展開→黒バドを出す…という立ち回りで「ステロ吠えるや攻撃技で相手に削りを入れて、疲弊した相手を黒バドでスイープする」という試合展開を取れるのが強力だと考え、残飯持久力炎テラスブリジュラスを採用。

また、ミライドン軸への選出を考えた際に黒バドが対面からではミライドンに勝ちにくい都合上、引きから負荷をかけられる高耐久地面枠が欲しいと感じたので、ムゲンダイナ軸・眼鏡テラパゴス軸などへ選出できる汎用性も評価してチョッキディンルーを採用。

最後に、上記の5体では勝つことが厳しいミライドン+ハッサムの並びへのメタとなり得て、壁や鬼火のサポートから展開しても強く構築との兼ね合いも良いと思ったゴツメ龍舞カイリューを採用。

上記の6体で構築が完成した。


【コンセプト】

・直線的な動きの壁展開ではなく、壁下でサイクルを回しながら高火力の押し付け/積み展開を行う

・メタへのメタの形を意識する

・お互いに相性の良い汎用性の高いポケモンで固めることで、スタン寄りの選出も可能にし、壁に依存しすぎないようにする

 

【個体詳細】 *赤字:上昇補正 青字:下降補正

黒バドレックス@オボンの実 
テラスタイプ:フェアリー
性格:臆病 特性:人馬一体
実数値:193(140)-x-101(4)-207(172)-122(12)-212(180)
技構成:アストラルビット/ドレインキッス/鬼火/瞑想

◆調整意図:
S→ザシアンの上を取れていそうなSライン

C→C+1アストラルビットで耐久無振りコライドンを確定1発
HB→A200水ウーラオスの水テラス水流連打をオボン無しでも90.78%で耐え
HD→C205ミライドンのEF下イナズマドライブを15/16耐え
  瞑想を積んだ状態 or 壁下での相手の黒バドとの打ち合い意識で可能な限り高く

 禁止伝説枠。2回目のレギュGではノマテラガチグマやイーユイで黒バドを見てくる人が増えたと感じ、それを逆にカモれる点で瞑想黒バドが強いと考え、S27の中盤から使用し続けていた。加えて瞑想黒バドの中でも鬼火+ドレキを搭載した型は壁から展開しても当然強いが、シンプルに対一般枠への初手性能も高く、壁展開を絡めない初手黒バド@2のような選出も柔軟に組める点を高く評価していた。(特に本構築においては、ディンルーやオーロンゲが選出画面で初手パオジアンやウーラオスを誘うため、これらに鬼火→テラスドレキで初手からほぼ無償突破できるのが非常に強かった。)

 配分に関しては、ミラーで同速をするのは不毛な上に、「ドレキを上から撃ってしまって安定してHP管理ができない」という弊害すらあったので、Sはザシアンの上を取っている前提で動けそうなラインに留め、がっつり耐久に振って壁下での撃ち合い・サイクルの性能を高めた。

 当然鬼火の命中不安と付き合う事にはなるが、壁下で運用することから多少の外しは許容できることが多く、壁無しで運用していた時よりは外しの被害は少なかった。

 

水ウーラオス@拘り鉢巻
テラスタイプ:水
性格:意地っ張り 特性:不可視の拳
実数値:175-200(252)-120-x-81(4)-149(252)
技構成:水流連打/インファイト/蜻蛉帰り/アクアジェット

◆調整意図:
ASぶっぱ(サイクルに負荷をかけたいのでA特化+遅いルナアーラやルギアを抜きたいので準速)

 ディンルーを駆逐する熊。「ロンゲ+黒バド」の並びが黒バドスタンのディンルーを呼びまくるため、構築単位での誘い殺しができるのが非常に強力だった。(実際に最終日当たった殆どの黒バドスタンの選出が、初手黒バド→裏ステロディンルー+@1(大体ノマテラカイリュー)だったのでほぼ構想通り破壊できた。)

 持ち物に関してはパンチグローブも考えたが、受けループ、ルギア軸、ルナアーラ軸などへの崩しとして瞬間火力が必要であったり、よくある配分の残飯ディンルーを高乱数でワンパンしてeasy winを取れるのが強いと思い、鉢巻で採用。ゴツメカイリューに触れるのが痛すぎるが、ゴツメを見てから黒バド引き鬼火で何とかなる範疇だったので良しとした。

 蜻蛉帰りをアイススピナーにすればカイリューにも立ち回りやすくはなるが、構築単位で欠伸○○(ヘイラッシャ、ガチグマ、カビゴンなど)が重く、それに対して「守る無視の蜻蛉帰り」というウーラオス独自の要素で対抗することができるのが偉かった為、技構成もこれで完結している。

 

オーロンゲ@光の粘土
テラスタイプ:炎
性格:慎重 特性:悪戯心
実数値:202(252)-140-108(180)-x-115(76)-80
技構成:ソウルクラッシュ/電磁波/光の壁/リフレクター

◆調整意図:
HD→C187ハバタクカミのムンフォ×2を壁下で95.32%耐え
  C217黒バドのフェアリーテラバを15/16耐え
HB→A222ザシアンの+1巨獣斬を壁下で14/16耐え
  (一応、ウーラオスの鉢巻水流連打の乱数が動くライン)

 最強の壁貼り要因。相手の黒バドに対してサイクルを回すことは他のポケモンでもできるが、ただ受けるだけだと数サイクル回されて疲弊して最終的に一貫を作られて負けるだけなので、一度の受け出しから「相手の黒バドを盤面から退かすor電磁波を入れる」「壁による後続の展開補助」の2つの仕事ができるオーロンゲを採用することにした。構築の基本的な動きとしては、初手ロンゲで壁→壁下でウーラオスや黒バドを動かす→アスビで倒されるHPのラオスや展開しきれていない黒バドが盤面に残った状態で相手の黒バドが来たらロンゲに引く、というようなイメージ。

 技構成のソルクラ+両壁+@1の自由枠に関しては、よくあるブリジュラスとの組み合わせでは捨て台詞を採用することが多いが、S上昇技を持たない黒バドを使用する以上ミラーとエナジーカミ意識で電磁波が欲しく、本構築ではロンゲ+ブリジュラスは刺さっている構築にのみ投げる裏軸としての位置づけだったため、電磁波一択だった。

 試合展開を見据えて、壁を片方しか貼らない判断・HPをどれだけ残すかの判断・技選択等、意外と考えることが多く、初めて使うこともあって中々扱いが難しかった。プレミをするたびに手痛い敗北と反省をくれる、かなり教育的なポケモン。

 

ブリジュラス@食べ残し
テラスタイプ:炎
性格:図太い 特性:持久力
実数値:197(252)-x-169(28)-145-114(228)-105
技構成:ラスターカノン/ボディプレス/ステルスロック/吠える

◆調整意図:
HB→A172パオジアンの聖なる剣×2を残飯1回込みで82.9%耐え

HD→C187眼鏡ハバタクカミのムンフォ×3を壁下かつ残飯2回込みで85.1%耐え
(耐久方面は最大値を取った、悪く言えば中途半端)

 構築の穴を埋めまくってくれた立役者。壁ロンゲと合わせて選出することで物理禁止伝説+そのメジャーな取り巻きに強く出ることができる。同じ役割でHBランドロスやHBキラフロルの採用も検討したが、コライ軸に入っているグライオンの存在で選出が歪むことを懸念してブリジュラスを選択した。副産物として、一般的なカイオーガ軸に構築単位でめちゃくちゃ強くなるのも良かった。

 また、壁展開が通らない構築に対して、単純に黒バドとの相性補完に優れたクッション枠として投げる事も出来、水ラオス+黒バド+ブリジュラスのような選出パターンを作る事にも貢献した。

 テラスタイプはコライ軸に投げた際に、コライドン・ハバタクカミ・イーユイへの行動保障獲得に有効だと考えた炎テラスで採用。


ディンルー@突撃チョッキ
テラスタイプ:鋼
性格:意地っ張り 特性:災いの器
実数値:231(4)-178(252)-146(4)-x-130(236)-67(12)
技構成:地震/カタストロフィ/ヘビーボンバー/地割れ

◆調整意図:
HD→C205ミライドンのEF下弱点テラバを確定2耐え
A→特化 S→ミラー意識

 対ミライ軸を意識しての採用。鬼火バドが一般物理枠(パオ・ウーラ)を初手から起点にできる事から、対ミライドン・ハバタクカミ用にこのポケモンを裏に置くことで、ミライ軸には壁を絡めずとも選出破綻を防ぐことができていた。

 地割れは上手い事コスパムゲンダイナに展開されてしまった時の最低限の保険と、選出画面で勝ち筋が見えないサイクル構築(一部のママンボウ構築など)を崩す手段の一つとして採用。後者に関しては、こんなしょうもない技を対策に絡めたくは無かったのだが、S27・28は明らかにそのような構築群の数が少なく、ミライ軸への勝率を落としてまで対策枠を入れるのはコスパが悪いと思ったので、やむを得ず採用して枠の圧縮を図った。

 特殊受けとしての汎用性が非常に高く、ミライ軸以外にも出しどころを間違えなければ非常に強かった。


カイリュー@ゴツゴツメット
テラスタイプ:ノーマル
性格:意地っ張り 特性:マルチスケイル
実数値:195(228)-204(252)-116(4)-x-121(4)-103(20)
技構成:神速/地震/竜の舞/羽休め

◆調整意図:
A→特化 S→+2で最速135族抜き
HBD→あまり全て

 ラストピース。ミライドン+ハッサムにノマテラ神速+ゴツメ羽休めの要素で強い点から採用したが、鬼火や壁といった展開要素がある事で龍舞を積むタイミングも作りやすく、かなり構築に噛み合っていたと感じた。

 たまに見かけたスカーフカイオーガ絡みの構築(オーガ+ゴリラ+カイナのような並び)やオーガハッサムに対してもかなり通りが良く、ディンルー同様出しどころを見極めれば非常に強かった。

 龍舞の枠のみ所説で、ハッサムの処理が楽になる炎技や、ノマテラ軍団とガチグマ・ディンルーに撃てるけたぐり等と選択(アンコやドラテは構築との兼ね合いが悪く微妙だった)。なんだかんだミライドンへの神速のリーチを伸ばすために龍舞が役に立っては居たので正解だったのかもしれない。

 

【基本選出】

vs黒バド(スタン系)→ ロンゲ+ウーラ+バド
vs黒バド(ママン系)→ ロンゲ+バド+ディンorブリ
vsミライ → バド+ディン+カイ
vsコライ → ロンゲ+ブリ+バド
vsザシ  → ロンゲ+ブリ+バド
vsオーガ → ロンゲ+ブリ+バド or カイ
vsダイナ → バド+ブリ+ウーラorディン
vs白バド → ウーラ+バド+ディン or ブリ
vs受けル → ウーラ+ブリ+バド

その他、構築パワーの高さを生かして、柔軟に対応する。

(※追記)対ルナアーラは、ルナの処理ルートとなりうるウーラ、バドは最低1体出すことを念頭に置きつつ、壁を絡めるかどうかも含めてその場で決めていた(マッチング頻度が少なく、あまり定まってない)。

【重い並び・ポケモン】

・眼鏡黒バド+鉢巻ウーラオス
→壁を貼ってもなおパワーで貫通してくる並びであるため苦しい。(ロンゲが削られ過ぎてサイクルができなくなるし、アタッカーの火力が高過ぎて壁下のラオスや瞑想黒バドが強く活かせない。)

・ハッサム入りの黒バドスタン
→黒バド入りにはロンゲを出す予定で組んでいる以上、壁ロンゲに強いハッサムがキツイ。S28で結果を残した影響で増えたことで、S29で本構築を使うことを断念した要因。

・欠伸ヘイラッシャ
→催眠を拒否する手段が無いので、黒バド軸だけど何故かヘイラッシャがキツい。(とはいえ、流石に選出されない事も多かった。)数は少なかったが、欠伸ガチグマも同様にきつい。稀に遭遇したノーマルテラスヘイラッシャには何が起きても勝てない。

・コライドン+HDあつぞこブーツノマテラ胞子アラブルタケ
→ガチできつい。というか禁伝によらずアラブルタケ入りにはかなり魂を込める事が必要(交代を積極的に読んでアラブルタケに鬼火を当てる、選出を多少割り切る等)。

 

【結果】

(S27)

tn Hero too  最高2061 最終2037(79位)

tn スカーレット 最高2049 最終1996

f:id:Carbon_poke:20250301230347j:image

↓最高地点

f:id:Carbon_poke:20250611094133j:image

(S27)

tn バイオレット 最高最終2053(76位)

f:id:Carbon_poke:20250405203302j:image

 

【感想】

 S27は仮眠後に肝心な所から2ロム大きく溶かしてしまい、S28は仕事の都合で2桁にだけ乗せて早期撤退することになってしまい、いずれのシーズンも不完全燃焼で終わってしまった。最後まで勝ち切れないシーズンが続いており、まだまだ最上位勢との差が大きい事を痛感しているが、最初の4か月は絶望的に苦手だったレギュGもようやく理解できてきたし、最終日が楽しい事を思い出してまたアツい順位帯で戦いたいと思えたので、めげずに頑張ります。

【SV S24シングル】ブリガチサフゴ展開スタン【最終63位】



【はじめに】
初めましての方は初めまして。かーぼんと申します。
正直構築の完成度は怪しいですが、単体として強かったポケモンが何体かいたのと最終2桁には残れたので記事を書こうと思います。(自分用のメモ書きも兼ねて)。

【並び】


【構築経緯】


残飯欠伸ガチグマに「瞑想」を試験的に入れて回していた際、欠伸による盤面コントロールで殴り合いの噛み合いを低減しつつ、隙を見て瞑想を積んで崩し・詰ませを行う動きが非常に強く、かなりの再現性を感じたので、これを構築の組み始めとした。
ガチグマのスペックを最大限に引き出すためにはステルスロックが欲しいと考え、ステロ撒きの中で単体性能が高く、環境にも刺さっていると感じた頑丈ジャポステロブリジュラスを初手枠として採用。
上記の2体では、相手のサーフゴー・ガチグマがやや厳しいと感じたため、一定の汎用性を持ちつつこれらに抗える駒として、竜舞アンコダイスカイリューを採用し、これを軸とした。


上記の軸はスタンパ相手の殴り合いには強いと思ったが、キュウコン展開にテンポを取られるのが避けられない点、グライオン絡みの硬いサイクルを崩せない点が問題だと感じたため、これらへ選出する第2の選出(裏軸)を考察した。

その結果、どくびし挑発タスキ新緑マスカーニャが、「展開構築への起点回避」と「サイクル構築への緩やかな崩し」を両立でき、使用感が悪くなかったため裏軸の初手枠として採用した。
また、マスカーニャを初手に置くパターンで必要だと考えた「マスカーニャミラーへの引き先」「(マスカーニャで補助しつつ)サイクル構築を能動的に崩せるエース」として、アッキ吹き飛ばしウルガモスが条件に合致すると思い、合わせて採用することに決めた。


ラスト1枠としては、ここまでで自由にさせている欠伸系統への自然な対策となる点から何かしらの型のサーフゴーを採用したいと思い、

 ・構築のSラインの低さの改善
 ・ウルガモスでしか崩せない挑発アーマーガア絡みのサイクルへの崩し遂行能力
 ・現状かなり重い、襷フロル/キノガッサの対策となる
 ・ここまでに採用したポケモンとの強い並びを形成でき、選出パターンの増加に貢献できる

等の要素を評価してスカーフサーフゴーを採用。


以上の6体で構築が完成した。

 

【個体詳細】 *赤字:上昇補正 青字:下降補正


ブリジュラス @ ジャポのみ
テラスタイプ: ゴースト
特性: がんじょう 性格: ひかえめ
166(4)-x-150-194(252)-85-137(252)
りゅうせいぐん / ラスターカノン / ステルスロック / ミラーコート

◆調整意図:控え目CSぶっぱ
(臆病CSでは、炎ケンタロスへの流星群のダメージが足りない可能性がある&S無振りレベルのオボンオオニューラの上から動いてしまい、インファイトでDが下がった状態へ流星群を撃てないのが致命的であるため)

使用率上位+αからなるスタンパを意識した初手枠。初手のブリジュラス = 持久力が多いという認識が進んだ結果なのか、一周回って刺さっていると感じる場面が多かった。
(具体的には、初手持久力ブリを流星群で大きく削る、ジャポ+流星群で襷オオニューラを倒す、頑丈+ミラコで特殊アタッカーとの不利対面を強引に打開する等)

この型の霊テラスは少し珍しいと思うが、不利展開を取ってしまう相手である「猫だましオオニューラに対面勝ちする」「脱出パック炎ケンタロスを逃がさず、流星群でワンパンする」といった事が可能となり、要所で切る事で勝ちに直結しやすいテラスタイプだったと感じた。

 


ガチグマ(赫月) @ たべのこし
テラスタイプ: フェアリー
特性: しんがん 性格: ずぶとい
219(244)-x-159(36)-156(4)-113(220)-73(4)
ブラッドムーン / めいそう / あくび / つきのひかり

◆調整意図:
HD→C198赫月ガチグマのテラスブラッドムーンを確定耐え
HB→あまりでなるべく高く

クッション兼積みエース。一般的な「ブラム+欠伸+月の光」の構成の@1に「瞑想」を採用することにより、ただクッションとして動かすだけでなく、自身が積みエースとなることができて非常に強かった。

また、この技構成が考慮されにくいのか、ガチグマの目の前で舐めて1体寝かせてきたり、半端な火力の特殊アタッカーの後出しによって対策される事が多く、隙を見て瞑想を積む→そのまま全員詰ませて2~3タテすることも珍しくなかった。構築のMVP。

 


カイリュー @ いかさまダイス
テラスタイプ: はがね
特性: マルチスケイル 性格: いじっぱり
167(4)-204(252)-115-x-120-132(252)
スケイルショット / じしん / りゅうのまい / アンコール

普通のダイスカイリュー。元々はスタンパに対してブリ+ガチグマと合わせて選出し、ステロ欠伸から龍舞カイリューを通すルートを構想していたが、ブリジュラスを見るとやはり選出し辛く、スタンパへの選出率は次第に落ちていった。しかし、龍舞スケショアンコの異常なマジレス性能から、ブリが居ないスタンパやtierB構築(サイコパ、雨パなど)への対策として有効だと感じたので最後まで続投した。

基本的に後発から出すカイリューであり、ステロ+α(鋼テラスゴールドラッシュ等)で縛られるのが非常にストレスだったので、マルスケを剥がされた後でも行動保証を確保しやすい鋼テラスで採用した。


マスカーニャ @ きあいのタスキ
テラスタイプ: くさ
特性: しんりょく 性格: ようき
151-162(252)-90-x-91(4)-192(252)
トリックフラワー / はたきおとす / どくびし / ちょうはつ

裏軸の初手枠。レギュHスタンの並びが不利を取りがちなアロキュウ絡みの壁構築、グライオンが絡んだガチガチの受け構築へ初手投げすることを意識した構成で使用した。イメージとしては毒びしを撒ける挑発炎オーガポン。
「挑発」は簡易な受け崩しに留まらず、多くの場合セットで選出する後述のウルガモスが苦手なステロ展開を阻止できる点でも相性が良かった。

テラスタイプは削れたアローラキュウコンを強引に処理したい場面を想定し、トリックフラワーの火力を上げるための草テラス。


ウルガモス @ アッキのみ
テラスタイプ: フェアリー
特性: ほのおのからだ 性格: ずぶとい
191(244)-x-122(204)-156(4)-126(4)-127(52)
ほのおのまい / あさのひざし / ちょうのまい / ふきとばし

◆調整意図:
S→+1で最速オオニューラ抜き
HB→なるべく高く、アッキのみの効率意識で偶数
C、D→蝶の舞の効率意識で偶数
※参考:s23最終55位 - うぇいうぇいらんうぇい

裏軸のエース。毒菱マスカーニャを採用したことから相性が良いのではないかと思い、前期55位の方のウルガモスを参考に採用した。
参考構築では軸にしていた通り、マスカ+ガモスの並びはスタンにも出せるレベルの汎用性があるため、刺さっていると感じた場合は積極的に選出していた。(ただ、原案ではあったマスカーニャトリプルアクセルを切ってしまったため、カイリューにテラスを切らせてウルガモスを通すルートが取れない事も多く、最後の方は裏軸を出す事を躊躇っていたのでもっと構築に合った構成で使用した方が良かったかもしれない。)

アンコールカイリュー以外で対策ができていないクエスパトラ絡みのバトン構築を吹き飛ばしで自然に対策できるのも強いポイントだった。


サーフゴー @ こだわりスカーフ
テラスタイプ: ひこう
特性: おうごんのからだ 性格: おくびょう
163(4)-x-115-183(236)-119(60)-143(204)
ゴールドラッシュ / シャドーボール / わるだくみ / トリック

◆調整意図:
S→スカーフ込み最速ドラパルト抜き
HD→C198ガチグマのテラスブラッドムーン+真空波を97.66%耐え
C→ステロ+シャドボでH4振りサーフゴーを87.5%で落とす(Cぶっぱと同じ乱数)

万能ポケモン。採用当初は他の5体で対策が薄い構築系統を意識した補完枠での採用だったが、スイーパー、起点作成、崩し、カイリューへの切り返し…とやれることが非常に多く、最終日の選出率はガチグマに次いで高かったと思う。
特に強い動きとして、相手のガチグマやカイリューなどに対してトリックを入れ、こちらの瞑想ガチグマの起点にする動きが挙げられ、スタンに対しての選出の形を大きく崩さず、考慮外から積み展開に持ち込めたのは良かった。

テラスタイプは鋼と悩んだが、マスカガモス選出時にカイリューのストッパーを担いやすいよう、飛行テラスで採用。


【主な選出】
・初手or

基本選出。最終日気持ちよく勝てた試合の多くが、初手ブリ+ガチグマ+サフゴの選出で、ブリで1体倒すかステロを撒く→ガチグマで荒らしてサフゴで詰める、又はサフゴで起点作成してからガチグマを通す事が多かった。

・初手or

スタンがキツいキュウコン絡みとグライ軸、バトン系統に投げる裏軸。マスカで初手始動してから、ウルガモスを通す。カイリューへの切り返し要因として、ガチグマかサーフゴーを投げてた。(裏軸を投げたい構築にいる竜舞カイリューとヘイラッシャがややキツく、そこをもう少しなんとかしたかった。)

・初手

ブリジュラスの仕事量が低くなると思った場合(キラフロル入り等)にスタンに投げる別の選出。スカーフサフゴのトリックから展開し、カイリューorガチグマを通す事を目指す。(初手サーフゴー自体が噛み合い寄りになりやすく、勝ち方の再現性が低かった気がするのであまり出したくなかった。)

その他は柔軟に。


【結果】

tn バイオレット 最終2038(63位)

f:id:Carbon_poke:20241201171954j:image

【感想】

環境に異常に多かった初手オオニューラ(+ついでに炎ケンタロスも)をゴーストテラスブリジュラスで想定外からカモりまれた事、ガチグマの技構成が想定されにくくイージーウィンを取りやすかったのがこの構築の本質要素だったと感じる。逆に言えば、この2体の型の強さ+サーフゴーだけで取れたような順位でもあり、構築の完成度だけなら過去に最終2桁を取ったシーズンでダントツで低かったと思います…。それゆえ、あまりして来なかった考え方ですが「(強いけど)考慮の優先度が低い型・並びを使用して、相手との認識のずらしを活用して勝つ」ことの重要性を身をもって感じたシーズンでした。

残り1時間時点での1桁ラインまでのレート差が絶望的だったのでここで保存しましたが、来月は悔いが無いように計画的に取り組み、完成度の高い構築を作って最上位に挑戦したいですね…。