サイクル初心者

攻めサイクルが好きです

【SV S4シングル】鉢セグ攻めサイクル【最終86位】



【はじめに】
 初めましての方は初めまして、かーぼんと申します。ルールは変わりますが、SV初の最終2桁を取ることができたので、記念に記事を書きたいと思います。

【並び】


【構築経緯】

 前期の上位レンタルを試していた中で、「攻め駒(物理)+攻め駒(特殊)+クッション」の形の攻めサイクルが自分の感覚に合っていたので、今期はこの形で組み上げる事を目指した。
 まず、攻め駒(物理)の枠として、対面性能が高く相手のセグレイブにも強い点、受け辛く裏まで一貫しやすい点を評価して、最速鉢巻氷テラスセグレイブを採用し、初手に投げる前提で考えた。
 次にクッション枠として、セグレイブが不利を取るけたぐりマスカーニャ、ドドゲザン、テツノカイナ等への引き先としてゴツメHBカイリューを採用。
 最後に攻め駒(特殊)の枠として、欠伸ループを切れる事や対テツノツツミ性能を評価してスカーフサーフゴー、セグレイブをメタりにくる鋼テラス勢に強く特殊のクッションとしても扱えるチョッキテツノドクガの2体を採用。以上の4体を軸とした。

 軸が決まったので、ここからは特定の構築へのメタ貼り枠。まず、軸で厳しい積み構築やセグカミラッシャへの回答となり、HBカイリューで受けにくい物理ポケモンへのクッションにもなれるHB身代わり地割れ残飯ヘイラッシャを採用。

 最後にキョジオーン軸への回答として、キョジオーンを起点に取り巻きごと破壊できる隠密マント剣舞フェアリーテラスドドゲザンを採用し、構築が完成した。

【コンセプト】
・殴れるサイクル構築
・特定の構築へのイージーウィン要素を仕込む

【個体詳細】 *赤字:上昇補正 青字:下降補正

セグレイブ@拘り鉢巻 ≪テラスタイプ:氷≫
性格:陽気 特性:熱交換
実数値:191(4)-197(252)-112-x-106-152(252)
技構成:氷柱針/巨剣突撃/氷柱落とし/氷の礫

 一致技の化身。構築の軸であり、テラスタルや裏のカイリューを絡めれば多くの環境上位ポケモンに対応できたので、体感8割以上の対戦で初手に置いた。最速+氷テラス+鉢巻により、初手セグレイブミラーに基本的に有利を取れるのが強力。
 技構成は、当初は「氷柱落とし」の枠を「地震」にしていたが、カバツキサフゴ等の初手カバルドン展開に対して氷テラス「氷柱落とし」でカバをワンパンする動きが非常に刺さると気づいて変更した。


カイリュー@ゴツゴツメット ≪テラスタイプ:鋼≫
性格:腕白 特性:マルチスケイル
実数値:197(244)-154-149(164)-108-120-113(100)
技構成:地震/炎の渦/アンコール/羽休め

◆調整意図:
 S→最速ドドゲザン抜き  HB→あまり、なるべく高く

 汎用性の高いHBクッション。当初この枠はアーマーガアで使用感も悪くはなかったが、テツノドクガになす術なく負けることなどが気になり、単体性能も高いカイリューへと変更。剣舞ドドゲザンに負けたくなかったので一般的なHB渦アンコール型とした。
 テラスタイプはドヒドイデ絡みの受け回し意識でどくどくを無効化できる鋼か毒の2択だったが、セグレイブやテツノツツミを重く見て鋼にした。ただ、今回の構築では、竜・飛行という元のタイプ(浮いている事、格闘炎半減である事)がサイクルを回す上で非常に重要だったので、テラスを切るタイミングには細心の注意を払った。


サーフゴー@拘りスカーフ ≪テラスタイプ:霊≫
性格:臆病 特性:黄金の体
実数値:165(20)-x-116(4)-174(164)-120(68)-149(252)
技構成:ゴールドラッシュ/シャドボ/気合玉/トリック

◆調整意図:
 S→ミラー意識の最速
 C→H131-D80テツノツツミを霊テラスシャドーボールで確定1発
 H-D→C187ハバタクカミのシャドーボールを93.7%で耐え

 セグレイブを使用する上でヘイラッシャやニンフィアが重くなるため、それらの欠伸ループの一貫を切りつつ殴れる高速特殊エースとして採用。アンコールカイリュー+スカーフサーフゴーというお馴染みの強い並びを自然に作れるのも良かった。
 耐久振り+霊テラスシャドーボールでミラーやハバタクカミ、テツノツツミに強く出れるので、テラスタイプは霊。
 技構成に関しては、一致技2つと「トリック」は確定。ラスト1枠は、当初は水テラスしたテツノツツミを非テラスでもワンパンできる「10万ボルト」を採用していたが、テツノツツミ+ドドゲザンの並びが重かったので、両者に一貫する「気合玉」を最終的に採用した。


テツノドクガ@突撃チョッキ ≪テラスタイプ:草≫
性格:控え目 特性:クォークチャージ
実数値:179(188)-x-82(12)-193(124)-131(4)-153(180)
技構成:火炎放射/ヘドロウェーブ/サイコキネシス/エナジーボール

◆調整意図:
S→最速セグレイブ抜き
H-B-D→C187ハバタクカミのムンフォ+ショックを98.05%耐え
C→鋼テラスH157-D127ロトムを火炎放射で高乱数1発(93.7%)

 特殊高火力で殴れる駒でありながら、セグレイブメタの鋼テラス勢(ロトムサザンドラなど)やセグレイブの氷テラスを見て死に出しされる炎や鋼の打点持ち(テツノドクガ、サーフゴーなど)に対して、タイプと数値込みで安定した引き先となれるのが非常に優秀。また、流行っていた毒びし展開への自然なメタとなるのも良かった。
 弱点の水技や地面技に耐性を付けれる点を評価してテラスタイプは草。
 技構成は一致技2つに加えて、ヘイラッシャやカバルドンなどに撃てて草テラスとの相性も良い「エナジーボール」、テツノドクガミラーへの回答として「サイコキネシス」を採用した。


ヘイラッシャ@残飯 ≪テラスタイプ:フェアリー≫
性格:腕白 特性:天然
実数値:257(252)-120-181(236)-x-85-58(20)
技構成:ウェーブタックル/欠伸/地割れ/身代わり

◆調整意図: 
S→無振りヘイラッシャ抜き抜き抜き(ミラー意識)
HB→ほぼ特化、A216鉢巻セグレイブの巨剣突撃の乱数意識

 積み構築への回答となりつつ、カイリューが出しにくい構築(主にミミッキュ、セグレイブ、イダイナキバ入り)に対してクッションとして選出できる汎用性が魅力。
 セグレイブの巨剣突撃、ドドゲザンの悪テラスドゲザンを意識して、テラスタイプはフェアリー。当初はアシパクエスパトラのメタで悪テラスだったが、終盤になるにつれ個体数が激減していたので汎用性を重視した。
 技構成に関しては、必須の「欠伸」、汎用打点の「ウェーブタックル」は確定。残り2枠は、対セグカミラッシャで頻発する「初手セグレイブミラー→お互いヘイラッシャ引き」の動きの後に撃つことで莫大なアドバンテージを得られる「身代わり+地割れ」を採用した。


ドドゲザン@隠密マント ≪テラスタイプ:フェアリー≫
性格:意地っ張り 特性:総大将
実数値:191(124)-202(228)-141(4)-x-106(4)-89(148)
技構成:ドゲザン/テラバースト/不意打ち/剣の舞

◆調整意図: 
S→S4振りアーマーガア抜き  H→16n-1
A→A+2・総大将+1の不意打ちでテツノツツミが落ちる程度

 キョジオーン軸を破壊するためのポケモン。同居していることが多いテツノカイナを誘殺するため、剣舞フェアリーテラス型で採用した。
 また、構築で重い初手のステロコノヨザルや襷テツノブジンを初手テラスで破壊したり、シンプルに後発から投げる積みエースとして運用できたりと、キョジオーンが居ない構築にも刺していける事に気づいてからレートが一気に伸びた。最終日のMVP。

【選出】
初手+(or)+(or
構築経緯でも述べた、「攻め駒(物理)+攻め駒(特殊)+クッション」の形。基本コレで、キョジオーン入りやセグレイブが通りにくい構築にドドゲザンを投げてました。セグレイブ+カイリュー+サーフゴー、セグレイブ+ヘイラッシャ+テツノドクガの2つの選出が特に強かったです。

【結果】
tn ユズル 最高最終2139(最終86位)
tn チカ 最高208x 最終宇宙


【最後に】
 SVに入ってからの3シーズン、最終4桁・3桁・4桁で自信を失いかけていたので、最低限の結果は残せて良かったです。
 一方、剣盾の時から目標にしていた最終30位以内には遠く及ばず、まだまだ上位勢との壁が厚いと痛感したので、今後も構築力・プレイング力を磨いていきたいと思います。
 以上、閲覧ありがとうございました。何かあればTwitter(@carbon_poket)までお願いします。


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